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8/25(金) ソラブジ《オープス》& 古川聖《ノベレッテ集》完演
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ベートーヴェン・シリーズ

【大井浩明 Beethovenfries 16 Dec 1770 - 26 Mar 1827 /全13回】
~ 時代順・様式別フォルテピアノ8種類による、ベートーヴェン・ソナタ全32曲ならびに交響曲(リスト編独奏版)全9曲ツィクルス/第一期 ~

●場所:京都文化博物館 別館ホール (旧日本銀行京都支店、明治39年竣工/重要文化財) [〒604-8183 京都市中京区三条高倉、地図]
(地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩3分、阪急「烏丸駅」から徒歩7分)
●各回18時30分開演
●一般3000円 学生2000円 全自由席
 ローソンチケット 0570-084-005 (Lコード59732)
●パスポート(五回通し券) 一般9,000円 学生6,000円(学生証毎回提示)
アクティブKEIでのみ取り扱い(ローソンでは取り扱いなし) 
■お問い合わせ アクティブKEI concert.yoyaku[at]gmail.com
tel075-255-6586、FAX 075-255-5816



  ベートーヴェン存命時(1800年前後)、フォルテピアノという楽器は見違えるような変革、発展を遂げました。バッハやモーツァルトと同様に、ベートーヴェンは新しく作り出されてゆく楽器に強い興味を持ち続け、アクション機構や音域、多彩なペダル機能の効果を、その都度、自作品に取り入れていきました。その多くは、記号や文字で仔細に楽譜に書き込まれているものの、ベートーヴェンの死後約50年を経過してから現在の形に整えられた鉄骨製のモダン・ピアノでは、再現不能な指定も多く、実際には数々の妥協を強いられているのが現状です。
  音楽史上「新約聖書」あるいは「六法全書」にまで喩えられる傑作群にも関わらず、今までこの種のチクルスが敬遠されてきたのには幾つか理由が考えられます。まず第一に、国内でのオリジナル楽器の調達の難しさ。 次いで、数年毎に変っていった当時のフォルテピアノのアクション機構に対応するために、非常に特殊な打鍵技巧が要求されること。 恣意的な編纂が介入した「新ベートーヴェン全集」(Henle)はクラヴィア作品については中断されたままであり、畢竟、作曲当時の初版ならびに部分的に遺された自筆譜から、奏者自身がテクストを校訂しなければならないこと。 そして、問題をややこしくしているのは、フォルテピアノの「進化」はモダンへ向かって一直線に驀進したわけでもなく、またベートーヴェン自身の希望どおりに「応答」したわけでもなく、さらに、ベートーヴェンの天才的イマジネーションが、当時のフォルテピアノの限界も現代のピアノの制約も遥かに凌駕している点です。
  彼は生涯を通じて予見不能な音楽的胚珠の創造過程を持続しましたが、その後200年を決定付けた「中期」、通好みで評価の高い「後期」に比べてさえ、その万能細胞がごとき変化率を買うならば「初期」の暴れっぷりは驚くべきものです。 今回のチクルスでは、ベートーヴェンが各々のソナタを書いた時と同年齢の若手作曲家による、様式別フォルテピアノのための委嘱新作も初演されます。
  特に初期作品に於いては、18世紀的音楽修辞学(Aufführungspraxis)を無視した解釈は魚無き筌、兎無き蹄に等しく、走り物の「読み替え」ごっこを峻拒しています。一方、古楽奏者・ファンのあいだで使用楽器やピッチ、調律法などの枝葉末節に過度に拘る風潮へのアンチテーゼとして、リスト編曲による交響曲独奏版を、リスト時代のフォルテピアノで、しかも「古楽的アプローチ」で取り上げます。 いわば「一人バロック・オーケストラ」の試みです。


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c0050810_22415221.jpg#バナーを作成致しました。告知に御協力賜りますれば幸甚です。

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・地下鉄「烏丸御池駅」下車、5番出口から三条通りを東へ徒歩3分
・阪急「烏丸駅」下車、16番出口から高倉通りを北へ徒歩7分
・京阪「三条駅」下車、6番出口から三条通りを西へ徒歩15分
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●大井浩明Beethovenfries 第三回公演哮ぬ獅子とて眠るとや
2008年7月25日(金)  (使用楽器:アントン・ヴァルター)

鈴木光介(1979- ):フォルテピアノ独奏のための組曲《Even Be Hot(ホットこともありえます)》(2008、委嘱新作初演) - 第I曲 「Both Eve En(両方のイヴアン)」
ベートーヴェン: クラヴィアソナタ第19番ト短調Op.49-1(1797)[2楽章](ソナチネ)
鈴木光介: 第II曲「Bone He Vet(骨彼は獣医)」
ベートーヴェン: クラヴィアソナタ第20番ト長調Op.49-2(1796)[2楽章](ソナチネ)
鈴木光介: 第III曲「Be The Oven(オーブンに)」
ベートーヴェン: クラヴィアソナタ第9番ホ長調Op.14-1(1798)[3楽章]
鈴木光介: 第IV曲「Be Hoe Vent(通気孔が鍬)」
(休憩)
鈴木光介: 第V曲「Net Be Hove(ネットでホーブ)」
ベートーヴェン: クラヴィアソナタ第10番ト長調Op.14-2(1799)[3楽章]
鈴木光介: 第VI曲「Bee Hot Evn(ハチホット公社)」
ベートーヴェン: クラヴィアソナタ第11番変ロ長調Op.22(1799/1800)[4楽章]
鈴木光介: 第VII曲「Even Be Hot(ホットこともありえます)」

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●大井浩明Beethovenfries 第四回公演《なりなりてなりゆくソナタ》
2008年7月29日(火) (使用楽器:アントン・ヴァルター)
第12番変イ長調Op.26「葬送(Trauer)」(1800/01)[4楽章]
第13番変ホ長調Op.27-1(1800/01)[3楽章]
第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光(Mondschein)」(1801)[3楽章]
第15番ニ長調Op.28「田園(Pastorale)」(1801)[4楽章]
河村真衣(1979- ):フォルテピアノ独奏のための《クロスローズ A Crossroads》(2008、委嘱新作初演)
安野太郎(1979- ):フォルテピアノ独奏のための《ブランコ揺らしてくれ Bete Balanço》(2008、委嘱新作初演)

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●大井浩明Beethovenfries 第五回公演《莟とは汝れも知らずよ》 
2008年7月31日(木) (使用楽器:ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー)
L.ヴィンクラー編曲:弦楽四重奏曲第1番Op.18-1(1798/1800) より第1楽章
F.リスト編曲:交響曲第1番ハ長調Op.21(1799/1800)[4楽章]
同:交響曲第2番ニ長調Op.36(1800/02)[4楽章]
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by ooi_piano | 2008-06-24 07:54 | コンサート情報 | Comments(0)
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