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カテゴリ:コンサート情報  

  • 【改訂】 Piano Unbiased 2012 in Ashiya
    [ 2012-05-17 00:37 ]
  • 6/20(水) クープラン「御所のコンセール」@京都御所
    [ 2012-05-09 10:38 ]
  • 「ピアノで弾くバッハ」シリーズ開始
    [ 2012-04-12 17:42 ]
  • 2月10日(金) ピリオド楽器によるモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全曲シリーズ 最終回
    [ 2012-01-30 11:24 ]
  • POCシリーズ関連インタビュー
    [ 2011-08-30 10:20 ]
  • 8/27(土)芦屋公演/塩見氏寄稿
    [ 2011-08-24 20:40 ]
  • 7月16日(土)芦屋公演/曲目解説等
    [ 2011-07-15 04:24 ]
  • 6月18日(土)芦屋公演/曲目解説等
    [ 2011-06-13 20:09 ]
  • 芦屋シリーズ 2011
    [ 2011-05-15 05:02 ]
  • 3回リサイタルシリーズ@芦屋
    [ 2011-05-14 22:06 ]

2012年 05月 17日


大井浩明 《ピアノ・アンバイアスト》 (全3回)
Hiroaki OOI - “Piano Unbiased” 2012 in Ashiya

チラシpdf画像 http://twitdoc.com/11U5

山村サロン (JR芦屋駅前)
〒659-0093 芦屋市船戸町4-1-301 (ラポルテ本館3階)
[JR芦屋駅下車、改札を右折、直進して陸橋を渡る。その方向のままラポルテ本館に入り、エスカレーターを1階ぶんのぼった正面。所要時間2~3分]

チケット:全自由席 前売り¥2500 当日¥3000 3回通しパスポート¥7000
予約/問い合わせ: 山村サロン 0797-38-2585 yamamura@y-salon.com

【第1回】6月16日(土)18時開演/17時30分開場 《ジョン・ケージ生誕100周年記念(その1)》
J.ケージ(1912-1992):ソナタとインタリュード(1946-48) (全20曲) ~プリペアド・ピアノのための
J.ケージ(1912-1992):易の音楽(全4巻) (1951)
片岡祐介(1969- ):プリペアド・ピアノ独奏のための《カラス》(2012) 委嘱新作初演

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【第2回】7月14日(土)18時開演/17時30分開場 《ジョン・ケージ生誕100周年記念(その2)》
J.ケージ(1912-1992):南のエテュード集 第1巻&第2巻(1974-75) (全16曲)
H.カウエル(1897-1965):マノノーンの潮流(1917)、エオリアン・ハープ(1923)、ザ・バンシー(1925)
譚盾(1957- ):C-A-G-E- (1994)
E.サティ(1866-1925):ピアノ作品選集 [ジムノペディ第1番~第3番、ジュ・トゥ・ヴ、グノシェンヌ、薔薇十字教団の最も大切な思想、犬のための無気力な本当の前奏曲、映画《本日休演》のための交響的間奏曲 ほか]
副島猛(1962- ):ピアノ独奏のための《ホオジロ》(2012) 委嘱新作初演

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【番外編@京都】 7月17日(火)20時開演 
M.フェルドマン:バニタ・マーカスのために(1985)(ピアノ独奏、約70分) M.Feldman: For Bunita Marcus
カフェ・モンタージュ [京都市中京区夷川通柳馬場北東角] 地下鉄「丸太町」夷川東出口より徒歩5分、市バス「裁判所前」より徒歩3分
¥2000 (40席限定)
予約/問い合わせ:montagekyoto@gmail.com tel 075-744-1070

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【第3回】8月25日(土)18時開演/17時30分開場 《1980年代のピアノ作品を巡って》
高橋悠治(1938- ):光州1980年5月 (1980)
B.ファーニホウ(1943- ):レンマ-イコン-エピグラム(1981)
尹伊桑(1917-1995):間奏曲A(1982)
姜碩煕(1934- ):ソナタ・バッハ (1986)
S.シャリーノ(1947- ):ソナタ第2番(1983)&ソナタ第3番(1987)
* * * 
陳銀淑(1961- ):ピアノのためのエテュード集(1994-2003)(初版+改訂版 全10曲)
横島浩(1961- ):ピアノ独奏のための《華麗対位法Ⅱ》(2012) 委嘱新作初演

by ooi_piano | 2012-05-17 00:37 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2012年 05月 09日


フランソワ・クープラン(1668-1733):《王宮のコンセール》(1714) 全4曲
坂本卓也(バロック・ヴァイオリン) 大井浩明(クラヴサン)
2012年6月20日(水)午後8時開演 2000円(40名限定)
カフェ・モンタージュ[京都市中京区夷川通柳馬場北東角]
地下鉄「丸太町」夷川東出口より徒歩5分
予約/問い合わせ:tel 075-744-1070 montagekyoto@gmail.com

〈  フランソワ・クープランは1668年、パリで有名な音楽一家「クープラン家」に生まれました。彼は若くしてオルガニストとしての才能を開花させ、1685年にはサン=ジェルヴェ教会のオルガニストとなりました(この教会では叔父ルイ・クープランが1653年に就任して以来174年間もの間、代々クープラン家がオルガニストを務めました)。

  さて、フランソワは1693年にヴェルサイユ宮殿礼拝堂のオルガニストとなり宮廷に出入りする音楽家となりましたが、1714年には正式に宮廷シャンブル(宮廷室内楽団)に任命され、体調を崩した晩年のルイ14世の御前でも演奏しました。彼は1733年に没するまで、演奏家、作曲家としてはもちろん、著書『L'Art de toucher le clavecin(クラヴサン奏法)』(1717)においてはそれまでの抽象的な音楽書とは異なる、鍵盤楽器演奏の実用的な教程に踏み込んだ音楽教師としても幅広く活躍しました。

  「王宮のコンセール Concerts Royaux」は彼が宮廷シャンブルに任命された1714年に書かれましたが、さて「王宮」はともかく「コンセール」とは何を意味するのでしょうか。
  「Concert」は現代フランス語では主に「コンサート」という意味で使われますが、当時のフランスでは、御前での演奏のため、または演奏を楽しむ王侯が合奏に加わるための、組曲のようなものを指しました。すなわち、第1曲には前奏曲(またはフランス式序曲)が置かれ、舞曲を中心として数曲をひとまとめとして1曲を成し、室内楽的な小規模合奏で演奏されるものです。

  コンセールは室内楽的ではありますが、演奏に際してどの楽器を使うのかは作曲家の指定がないことが多く、演奏の場に合わせて自由に選ばれたと考えられています。
  実際に「王宮のコンセール」の楽譜には(チラシに引用したのは第1のコンセールの前奏曲冒頭部)、ソロパート(ト音記号)と通奏低音パート(ヘ音/ハ音記号、数字付き)のみが記され、この2パートについては楽器指定はありません。ソロパートには重音も書かれていますが、管楽器ではもちろんヴァイオリンでも演奏不可能なものがあり(これはクラヴサン=チェンバロ独奏用でしょうか)、ヴァイオリンでは弾けるがフルートでは吹けない低音域にはオクターヴ上の音符も併記されていたりと、作曲家が楽器を指定するのではなく、演奏する側に選択の自由が多く残されています。(S)〉

Premiere Concert (第1コンセール)
 Prélude. Gravement.
  Allemande. Légérement.
 Sarabande. mesuré.
 Gauotte. notes égales et coulées.
 Gigue. Légérement.
 Menuet en Trio.

Second Concert (第2コンセール)
 Plélude. gracieusement.
 Allemande Fuguée. gayement.
 Air Tendre.
 Air Contre Fugué. vivement.
 Échos. Tendrement.

Troisiême Concert (第3コンセール)
 Prélude. Lentement.
 Allemande. Légérement.
 Courante.
 Sarabande Grave.
 Gavotte.
  Muzette. Naïvement.
 Chaconne. Legere.

Quatrième Concert (第4コンセール)
 Prélude. gravement.
 Courante Françoise. Galament.
 Courante a L'italiéne. gayement.
 Sarabande. tres tendrement.
 Rigaudon. Légérement, et marqué.
 Forlane Rondeau. gayement.

by ooi_piano | 2012-05-09 10:38 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2012年 04月 12日

  4月21日(土)より、渋谷にてリサイタル・シリーズ、「ピアノで弾くバッハ Bach, ripieno di Pianoforte」を開始致しますので、御案内申し上げます。

  この10年ほど、バッハ主要鍵盤作品はピアノではなくチェンバロ・クラヴィコード・オルガンで演奏してきました。モーツァルト・ベートーヴェン・シューベルトについては各種フォルテピアノで嗜んだ結果、近現代曲以外をスタインウェイで弾きたいとは思わなくなりました。
  ところが、現代の平均的聴衆にとって、いまだにチェンバロよりピアノの音色のほうが、遥かに耳になじむようです。昨年9月に東京でクセナキス作品によるリサイタルを行った際、《ヘルマ》《エヴリアリ》で身を乗り出していた聴衆が、次の《ホアイ》(チェンバロ独奏曲)で爆睡していたと聞き、がっくり来ました。武満徹《ノヴェンバー・ステップス》にしても、尺八と琵琶の響きを、その都度オーケストラ(ripieno)が解説するような造りでなければ、欧米であれほど評価されなかったのかもしれません。

  ヒストリカルのクラヴィコードで《平均律》や《フーガの技法》を弾くのは至難ですが、しかしあくまでそれは「不可欠な努力」と言えるでしょう。他方、帯に短いのみならずタスキにも長すぎる現代のピアノでは、歴史上存在し得なかった「不必要な労苦」を強いられます。
  古楽器奏者にとっては、現代のピアノは異形の詰め物(ripieno)に他なりません。ただ、レッスンやコンクールの審査等で、この期に及んで若者たちが半世紀前のグールドやリヒテルを模倣しているのを目の当たりにし、重い腰をあげる仕儀と相成りました。

  シリーズ第一回は4/21(土)平均律クラヴィア曲集第1巻、第二回は7月28日(土)平均律クラヴィア曲集第2巻、どちらも午後3時開演、場所はタカギクラヴィア松濤サロン(渋谷区松濤1-26-4)です。アクセスはJR渋谷駅より徒歩10分、京王井の頭線「神泉駅」より徒歩3分です。
  こちらのサイトでクレジットカード/コンビニATM決済でご購入出来ます: http://pianoaxis1.peatix.com/

■お問い合わせ/(株)オカムラ&カンパニー tel 03-6804-7490(10:00~18:00 土日祝休) fax 03-6804-7489 info@okamura-co.com
http://www.okamura-co.com/concerts/2012/12-13axis.html

【追加公演】カールハインツ・シュトックハウゼン 自然の持続時間(全24曲、東京初演)
 日時:2012年11月3日(土)15時開演 (曲目解説日本初演公演感想集
【2013年度予定】
③パルティータ全6曲
④ゴルトベルク変奏曲、フランス序曲、イタリア協奏曲
⑤イギリス組曲全6曲
【2014年度予定】
⑥フランス組曲全6曲
⑦4つのデュエット、インヴェンション、最愛の兄のカプリッチョ、半音階的幻想曲とフーガ
⑧フーガの技法&音楽の捧げ物

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《関連リンク集》
オルガンによるファエンツァ写本/スクアルチャルーピ写本/フレスコバルディ;使徒のためのミサ+トッカータ等 [2001.11.05]
初期バロックによるチェンバロ・リサイタル 曲目解説 [2004.05.29]
フレンチ・バロックによるプログラム(船山信子氏レクチャー・コンサート)@日仏会館 [2004.03.15]
フレンチ・バロックを中心としたプログラム@金剛能楽堂 [2005.10.07]
J.S.バッハのクラヴィコード演奏法・教授法 [2004.06.17]
クラヴィコード公演《平均律第1巻》プログラム・ノート [2005.02.01]
クラヴィコード公演《平均律第2巻》プログラム・ノート 「平均律と吉本漫才の比較論」 [2006.08.20]
J.S.バッハ=E.ジョバン「新発見」調律 [2005.06.25]
●バッハ:クラヴィア練習曲集全4巻連続演奏会 (その1その2) [2009.09.11]
●J.S.バッハ《クラヴィーア練習曲集第3巻》コラール対訳  [2005.09.28]
  ――H.ゴチェフスキ氏による曲目概説 [2005.09.25]
チェンバロ公演《イギリス組曲全曲》 [2010.03.03]
チェンバロ公演《フランス組曲全曲》 [2010.03.01]
●バッハ:フーガの技法 大井浩明インタビュー(英文) [2009.03.31]
同盤:古楽専門誌《アントレ》2009年9月号での神倉健氏による批評文 [2009.12.16]


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クラヴィコードによる平均律公演の感想を書いて頂いたものがネット上に残っておりましたので、ご紹介申し上げます。

第1巻(2005年)《カツラを脱いだバッハ》
  Hiroaki OOI Clavichord-Rezital "Das Wohltemperierte Clavier - Herr Bach in seinem peruckenfreien Feierabend, bei den Seinigen erst wohl temperiert."
http://okaka1968.cocolog-nifty.com/1968/2005/03/post_11.html
http://pach8.exblog.jp/2215289/
http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20050306/p1
http://homepage3.nifty.com/pan_iru/diary.html
http://www.geocities.jp/dapinhiroba/hanasi02.html
http://d.hatena.ne.jp/respice/20050306

《 バッハ作曲の平均律クラヴィア曲集第一集を、クラヴィコードで聴いた(2005年3月10日/上野・石橋メモリアルホール)。クラヴィコードの音は小さく、繊細。もともと家庭でまったりと奏でることを主目的とした楽器である。《インヴェンション》や《平均律》の多くがこの楽器を想定されて書かれたことは知られており、このコンサートも、これまであまり聴くことができなかった当時バッハ家で実際に演奏されていた響きを再現する試み、ともいえる。
 大井浩明は、巨体を揺らしながら難度の高いピアノ曲ばかり選んで弾くことで、つとに有名である。彼がピアノに向かう姿は、大柄でいかめしい奴と、猛然と闘っているよう。おかげで、コンサートというよりK-1の試合会場にいるような気分になることだってあるのだが、さすがにこの日は違った。
 彼は繊細なこの楽器を慈しむように愛撫する。この組み合わせ、野獣と幼女の趣。淫靡でさえある。ピアノのときのような「闘い」は無用だから、そのぶん彼の音楽性が如実に伝わってくる。そして、その音楽が実にいい。主体的に耳を傾けることで結実する音や音楽。喧噪さであふれるこのご時世、コンサート・ホールだけでも、こういうもので満たされていて欲しいと思う。(音楽評論家・鈴木淳史) 》


第2巻(2006年)
http://bloomingsound.air-nifty.com/ongei/2006/09/20060906_c58f.html
http://suralin.blog48.fc2.com/blog-entry-77.html
http://www.oekfan.com/review/2006/0901.htm
http://baybranch.exblog.jp/3704211/
http://blog.goo.ne.jp/kananagano/e/5bdf317dd069f1f2bc8bdd2ddf69a27a
http://okaka1968.cocolog-nifty.com/1968/2006/09/post_3bd1.html
http://onkichi.exblog.jp/3735118/
http://umeokagakki.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_4a3a.html
http://blog.nsk.ne.jp/suzu/archive/month200609.html

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  4月29日(日)午後3時半より、東京都現代美術館(地下鉄・清澄白河駅)での、塩見允枝子さんのパフォーマンスに参加致します。私は主にチェロを演奏します。こちらは入場無料です。

  塩見允枝子トーク&パフォーマンス「インターメディア/トランスメディア―多様な作品群を繋ぐ手法」 http://www.mot-art-museum.jp/blog/staff/2012/04/mot_6.html
  プログラム:《顔のための消える音楽》《バウンダリー・ミュージック》《ウォーター・ミュージック》《ディレクション・イヴェント》他

  ※一昨年11月に門前仲町で塩見作品を特集した際は、塩見「彩られた影」(ピアノ曲)からそのまま「バウンダリー・ミュージック」(パフォーマンス、影をなぞる)を続けました。昨年8月の芦屋公演では、塩見「彩られた影」→リゲティ「エテュード第3集(カノン書法による影の音楽)」、というふうに組み合わせました。リゲティは塩見「スペイシャル・ポエム」のかつての参加者でした。

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  5月22日(火)午前6時00分~6時55分 NHK-BSプレミアム『クラシック倶楽部』にて、「大井浩明 時代楽器で弾くベートーベン」が放送されます。かれこれ6回目くらいの再放映のようで、多分そろそろ打ち止めだと思います・・。 http://www.nhk.or.jp/classic/club/

by ooi_piano | 2012-04-12 17:42 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2012年 01月 30日



~ピリオド楽器によるモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全曲シリーズ 最終回~

阿部千春(クラシカル・ヴァイオリン) × 大井浩明(フォルテピアノ)

2012年2月10日(金) 午後7時開演 (午後6時30分開場)¥3,000(全自由席)
淀橋教会 小原記念聖堂 (新宿区百人町1-17-8) http://www.yodobashi-church.com/
[JR総武線・大久保駅下車徒歩1分 JR山手線・新大久保駅下車徒歩3分]

W.A.モーツァルト(1756-1791):
●ソナタ第40番 変ロ長調 K.454 (1784/1784出版)[全3楽章]
Largo/Allegro - Andante - Allegretto
●フランスの歌《羊飼いの娘セリメーヌ》による12の変奏曲 ト長調 K.359(374a) (1781/1786出版)
●ソナタ第41番 変ホ長調 K.481 (1785/1786出版)[全3楽章]
Molto Allegro - Adagio - Allegretto/Allegro

【休憩】

●《泉のほとりで》による6つの変奏曲 ト短調 K.360(374b)(1781/1786出版)
●ソナタ第43番 ヘ長調 K.547 (1788)[全3楽章]
Andantino cantabile - Allegro - Andante
●ソナタ第42番 イ長調 K.526 (1787/1787出版)[全3楽章]
Molto Allegro - Andante - Presto
●ソナタ第39番 ハ長調 K.404(385d)(1782)[全2楽章]
Andante - Allegretto

【ご予約・お問い合わせ】 合同会社opus55 tel 03(3377)4706 (13時~19時、水・木定休)、fax 03 (3377)4170 (24時間受付) http://www.opus55.jp/

[使用楽器]◎クラシカル・ヴァイオリン: 作者不詳 18世紀南ドイツ
◎フォルテピアノ: Johan Lodewijk Dulcken 1795 のレプリカ 太田垣至製作(2010)


  モーツァルト・ヴァイオリンソナタ全曲シリーズ最終回は、変奏曲2曲、ウィーン時代の後期のソナタ5曲を取り上げます。

  K.359/K.360は1781年7月にウィーンで作曲されたものです。ザルツブルクでコロラド大司教と決裂したモーツァルトが父の反対を押し切ってウィーンにやってきた頃の作品で、ウィーン最初の弟子となったド・ルムベーケ伯爵夫人マリー・カロリーネのために書かれたと言われています。おそらくパリ滞在(1778年)の際に出会ったアルバネーズのシャンソン集から、”羊飼いの娘セリーヌ”(歌詞は17世紀のもの。それにつけたアルバネーズの音楽はかなりイタリア風に書かれている)には12の、”泉のほとりで”(歌詞は17世紀、リフレインは16世紀のもの)には6の変奏曲をつけました。

  当時のウィーンはヨーロッパで4番目に大きい都市で、神聖ローマ皇帝のもと各国大使が駐在し、地理的条件も重なって国際交流が非常に盛んでした。他の大都市パリやロンドンとは違い、ウィーンでは1683年にオスマン帝国に包囲されて以来外からの影響にオープンな文化土壌が育ち、その活発な音楽環境は、独立を目指すモーツァルトにとって第一歩を踏み出すにふさわしい条件だったと言えるでしょう。啓蒙主義に傾倒し、様々な改革を試みたヨーゼフ2世は市民にとって身近な存在で(モーツァルトは1788年12月7日付でグルックの後任として宮廷作曲家の称号を承けています)、貴族階級と一般市民の交流も盛んでした。1781年11月にウィーンで出版した”アウエルンハンマーソナタ集”やこの変奏曲などはそうした音楽愛好者を対象とした就職活動の一環と言えます。

  *  *  *  

  クラヴィーアとヴァイオリンのための作品において、1782~83年はモーツァルトにとって模索の時期でした。未完の作品が続く中、1784年4月21日(モーツァルト自作目録による)に変ロ長調K.454が作曲されます。マントヴァ出身の女流ヴァイオリニスト、レジーナ・ストリナザッキ(1764-1823)のウィーン滞在にあわせて書かれ、ピアノパートが間に合わず本番当日はモーツァルトが即興で演奏したようです。実力派ストリナザッキのためにヴァイオリンとピアノのパートが互角に書かれており、コーダ部分の独立性、形式の拡大は、後のベートーヴェンの作曲技法へとつながって行きます。

  モーツァルトはこの分野での作曲において3つの構成要素(管弦楽的技法 / 室内楽的技法-旋律と伴奏又はバス- / 3声の作曲技法)を用いていました。マンハイム・パリ時代には作品ごとに別個に認められますが、ウィーン時代には作品内でのこの構成要素の融合が計られる様になります。様々な様式・形式が楽曲の構成に統合され、曲ごとに特有のキャラクターを形成、普遍的なスタイルを生み出しました。これは後期ソナタにおける特徴と言えます。

  *  *  *  

  1785年12月12日に作曲された変ホ長調K.481は出版後(1786年)流行を追い過ぎているとの厳しい批評を受けますが(1788年8月13日付”Musikalische Real-Zeitung)、同時に2楽章の多感的な様式(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ ”専門家と愛好家のためのクラヴィーアソナタ集第2集” Wq56, 1780からの影響?)、異名同音的転調による表現の深さが特筆されます。この作曲技法は後のシューベルトにおいて多く使用されるようになります。

  ソナタイ長調K.526は、アインシュタインが”完全なる調和への達成”と絶賛した様に、この分野における最高峰とも言える内容です。1787年8月24日に作曲されました。”アイネ・クライネ・ナハトムジーク”K.525と”ドン・ジョヴァンニ"K.527の間に位置し、同年5月28日のレオポルドの死との関連も伺えますが、6月20日にロンドンで亡くなったカール・フリードリッヒ・アーベルへの追悼とも言われています。年少の頃のロンドン滞在(1763~66年の演奏旅行)はモーツァルトにとって一生の思い出となっており、ウィーン定住後もイギリス行きを計画する程でした。K.526の3楽章はアーベルのソナタ(クラヴィーア、ヴァイオリン、チェロのためのソナタ作品5-5、フィナーレ ロンド)をアレンジ、発展させたものとなっています。

  ソナタへ長調K.547は”ヴァイオリンを伴う初心者用の小さなクラヴィーアソナタ”とあるように、一転して1764年の原点に戻った様な作品です。おそらく教育的な目的のために書かれたものでしょう。1788年7月10日に作曲されました。自筆は紛失、1805年の初版が原典となっています。3楽章のアンダンテはモーツァルト自身がピアノに改編し(K.54,547b)、2楽章アレグロも他のピアノソナタに編曲されています。

  ハ長調K.404は未完で、2楽章アレグレットの一部のみ自筆が残っています。ケッヘルはコンスタンツェのためのソナタ集の一部としてK.404 (1782)としました。1楽章のアンダンテが”4手のためのアンダンテと5つの変奏曲”(K.501)、”自動オルガンのためのアンダンテ”(K.616)に似ている事から、サンフォアは1788年作のソナタK.547とピアノソナタヘ長調K.546aとの関連を指摘しています。また2つの楽章が別個の成立だったのではという説もあります。(阿部千春)


【モーツァルト:クラヴィアとヴァイオリンのためのソナタ集 全曲シリーズ】
●第1回公演(2009年7月) パリ・ソナタ集 作品1(全六曲)K.301-306 曲目解説
●第2回公演(2010年10月) アウエルンハンマー・ソナタ集 作品2(全六曲)K.296, K.376-380 曲目解説

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阿部千春(クラシカル・ヴァイオリン)
 5歳よりヴァイオリンを始める。塩川庸子氏、尾島綾子氏、前澤均氏、金倉英男氏、村上和邦氏、菊地俊一氏に師事。 武蔵野音楽大学卒業後、ドイツ・シュトゥットガルト国立音楽大学でスザンネ・ラウテンバッハー氏に師事。その後、トロッシンゲン国立音楽大学古楽科に入学、バロックヴァイオリンをジョルジオ・ファヴァ氏に師事。引き続き同大学院にてフランソワ・フェルナンデス、エンリコ・ガッティ、ジョン・ホロウェイ各氏のもとで研鑽を積む。1999年、ドイツ産業連盟(BDI)主催の”古楽・弦楽器コンクール”にて特別奨励賞を受賞。 2000年同大学院修了後、バーゼル・スコラカントルム(バロックヴァイオリン、ヴィオラ・ダモーレ)に在籍、またケルン国立音楽大学(古楽科室内楽専攻)にて国家演奏家資格取得。
 在学中より、オーケストラ/室内楽奏者、ソリストとして欧州各地で数多くの演奏会、CD、各地放送局の録音に参加。2000年秋、ミシェル・コルボ氏の来日公演にて、マタイ受難曲の第2コンサートマスターを務め、コルボ氏の絶賛を受ける。以来、日本にてリサイタル活動も始める。コンチェルト・ケルンにおいて活動。ヴィオラ・ダモーレ奏者としても、テレマン・トリプルコンチェルト、ヨハネ受難曲の他、2009年にはバッハ・チェンバロコンチェルトBWV1055をヴィオラ・ダモーレのために復元し高い評価を得る。 同年、アルテムジークケルンとのCD”ROMA”がリリースされる。ケルン在住。


by ooi_piano | 2012-01-30 11:24 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2011年 08月 30日

  ただいま発売中/配布中の、「音楽の友」9月号、「音楽現代」9月号、タワーレコード「intoxicate」第93号に、今月から開始されるリサイタルシリーズ《POC》関連のインタビューが掲載されております。また、8/28(月)朝日新聞夕刊、ならびに8/29(火)日本経済新聞朝刊でも御紹介頂きました。

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日仏会館レクチャー・コンサート) エリック・サティの創作と思想(Ⅰ)
Pensée et création d’Erik Satie (I) : réminiscences et mysticisme     
日時: 2011年9月16日(金)18 :30(開場 18:00)
会場: 日仏会館ホール - 東京都渋谷区恵比寿3-9-25 
(JR山手線・恵比寿駅東口下車徒歩10分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅1番出口徒歩12分)
講師: 片山 杜秀 KATAYAMA Morihide / ピアノ演奏: 大井 浩明 OOI Hiroaki
日仏会館会員/無料 (一般/1,000円、学生/500円) 定員120名

♪ 演奏曲目 ♪
■ジムノペディ第1番・第2番・第3番
■ジュ・トゥ・ヴ
■グノシェンヌ第1番・第3番・第5番
■ヴェクサシオン(部分)
■薔薇十字教団の最も大切な思想
■(犬のための)無気力な本当の前奏曲
■ソクラテス(部分)+J.ケージ:チープ・イミテーション(部分)
■シネマ (「本日休演」のための交響的間奏曲) 

要事前登録: 日仏会館ウェブサイトのトップページの「イベント参加登録」からアカウントを作成し、事前申し込みをお願いいたします。インターネットを利用していない方は、FAX(03-5424-1200)または電話(03-5424-1141)で参加登録をお願いいたします。

  エリック・サティは1866年に生まれ、1925年に逝きました。多感な若き日は世紀末のマラルメやヴェルレーヌの時代。晩年は第一次世界大戦後の機械文明の時代。世の中は激変しました。その中でサティは他の多くの才能ある芸術家のように現在の権威、いま定評あるものに反発し続けました。
  現在への反発は過去や未来の理想化につながりがちです。とはいえサティのそれはかなり過激でした。過去への憧れは同時代人のドビュッシーよりも、未来への憧れは同時代人のラヴェルよりも、奇矯で激烈でした。そのせいでサティは同時代的にみればかなりずれた音楽家でした。しかし、そのずれ方が魅力であり、21世紀になってなおいっそう、サティに存在感を与えているのです。
  1回目にはサティと過去の問題、2回目(12月の予定)にはサティと未来の問題に比重をかけてお話しさせていただく予定です。1回目にはピアノ曲、2回目には歌曲の演奏もお楽しみいただきます。


◆片山 杜秀 (かたやま・もりひで)
音楽評論家、思想史研究者。1963年生まれ。慶應義塾大学法学部准教授(歴史、政治文化論、仏書講読等を担当)、東京藝術大学音楽学部非常勤講師(音楽美学講義を担当)。音楽関係の著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』など、共著書に『戦後日本音楽史』など。2008年にサントリー学芸賞と吉田秀和賞を受ける。
Conférence en japonais sans traduction
毎日新聞 8月24日(水)夕刊 紹介記事

by ooi_piano | 2011-08-30 10:20 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2011年 08月 24日

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by ooi_piano | 2011-08-24 20:40 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2011年 07月 15日

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by ooi_piano | 2011-07-15 04:24 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2011年 06月 13日

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by ooi_piano | 2011-06-13 20:09 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2011年 05月 15日

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by ooi_piano | 2011-05-15 05:02 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)

2011年 05月 14日

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by ooi_piano | 2011-05-14 22:06 | コンサート情報 | Trackback | Comments(0)