6/4(日)バルトーク弦楽四重奏曲全6曲(ピアノ独奏版)


by ooi_piano

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c0050810_13134494.jpgヴァイオリン・パートについても数点。
☆第87小節などに現れる「c.l.」のパッセージについて。まず左手が行うことは、書いてある通りである。すなわち、一つ目の「A」の音を左手で押さえ、かつ左手でpizzicatoする。そして2番目の音は、Esのポジションを押さえて、(スコルダトゥーラになっているので、これは事実上Bの音であるが)、同様に左手でpizzicatoする。そのときに、右手の弓の毛の部分が弦に軽く触れており、それでビリビリというノイズを発生させる。 事実上、col legno的に弓を弦に打ち付けるわけではない。
☆第238小節あたりのスコラダトゥーラについて、最も確実な解決策は、「もう一つの楽器を用意すること」。それが出来ない場合は、「第245小節の前までに、何とか元に戻す」。
☆“expletiv = extempore III ”(第317e小節)木を割るときに楽器にくっつけるかどうかは、もちろん楽器の「都合」に準じて良い。中国製の5000円程度の「使い捨て」楽器を使う手もある。ラモンテヤング作品でそういう例を見たことがある。

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by ooi_piano | 2005-04-20 13:21 | プロメテウスへの道 | Comments(0)
乗りかかった船ですので、最後までやってしまいますね。

c0050810_13324512.jpg☆第237小節、 “so senkrecht und unmerklich wie moeglich, pizz” …これは第59小節同様、弦をゆびで「垂直に」つまみあげ、そっと解放するのがポイントです。そしてダンパーを下げていって、弦の最適感度ポイントで静止し、taste loslassen so langsam wie moeglich…ビリつき音をじっと聴く。 楽器が新品だと、ダンパーのフェルトがよく調整され過ぎていて、十分にビリつき音が聞こえないケースもあります。
☆第238小節、 “so zart wie moeglich mit den hand daempfen” では、弦を指/手で消音することによって「不自然な減衰」+ちょっとしたノイズを起こさせること。

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by ooi_piano | 2005-04-20 13:17 | プロメテウスへの道 | Comments(2)
急告:このブログでも御紹介致しましたアイスランド人作曲家、アトリ・インゴルフソン氏の作品が、明日(4月20日(水))19:30より神奈川県民ホール小ホールで演奏される、とのメールを氏から頂いておりました。宜しければ是非。 愛知万博での初演予定はキャンセルになったとの由。

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野々村禎彦(よしひこ)氏の念入りな演奏会批評がアップロードされたのに背を押されて、シュパーリンガー《エクステンション》の註解補記――にかこつけた諸問題の考察――をしてみたいと思います。タイトルについては、作曲者は英語読みして欲しいようです。

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by ooi_piano | 2005-04-19 21:27 | プロメテウスへの道 | Comments(10)
c0050810_21244377.jpg去る2月上旬にロシア人ピアニスト、ラザリ・ベルマン氏が亡くなったそうです。享年七十四。

6年ほど前に一度、彼の講習会に参加したことがあります。顔の半分を占める巨大な鷲鼻と物凄い巨躯で威風堂々たる彼ですが、天才少年がそのまま大人になったような茶目っ気があって(少し故・園田高弘氏を彷彿させる)、非常に気さくで親切な方でした。


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by ooi_piano | 2005-04-02 15:16 | Comments(0)