6/4(日)バルトーク弦楽四重奏曲全6曲(ピアノ独奏版)


by ooi_piano

<   2009年 03月 ( 12 )   > この月の画像一覧

CDリリース情報(その1)はこちらで。


c0050810_14411689.jpgベートーヴェン=リスト:フォルテピアノによる交響曲集 [Plaudite_Amici VI]ベートーヴェン / L. ヴィンクラー編曲:弦楽四重奏曲第1番Op.18-1より第1楽章、ベートーヴェン / F. リスト編曲:交響曲第1番ハ長調Op.21 R 128/1、ベートーヴェン / F. リスト編曲:交響曲第2番ニ長調Op.36 R 128/2
使用楽器: ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1846年、ウィーン)
MOCP10006/Enzo Recordings(販売:キング・インターナショナル)

HMV  (海外発送も可能)

タワーレコード

アマゾン
  響きが「香り」を持つ、というのはなかなか信じ難いことですけれども、例えば古い洋館の絨毯と骨董品から醸し出される例の馥郁たる「香り」を、この1846年ウィーン製のヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1846年・ウィーン、勿論オリジナル)は持ち合わせています。現代ピアノでも、ケンプ、ルービンシュタイン、ホロヴィッツ、グールドらの「名盤」の録音に聞かれるスタインウェイやベーゼンドルファーの独特の音色は、こういう19世紀のアンティーク・ピアノの「香り」を再現しようとして特殊整調されたものなのでしょう。
  昨年末、エロイカをバプティスト・シュトライヒャーで弾いた直後に現代スタインウェイに触ったら、その平べったさに驚倒しそうになりました。言うことをきかない実家の愛犬と、完璧に従順なAIBOの違いの如しです。
  指使い指定から察するに、リスト自身はもっと機能的な(ガンガン叩いても大丈夫な)楽器を選んだと思うので、バプティストで「交響曲」を弾くのは、オーセンティック云々すら超えている、とも言えるでしょう。 トラック1(弦四)からトラック2(第1交響曲)へのアタッカ以外にも、「ギャグ」は幾つか仕込んでありますが、10月に出た最初の2枚同様、あんまり気付いて頂けないかも。



c0050810_14412261.jpgベートーヴェン:クラヴィアソナタ集 [Plaudite_Amici III]
第4番 Op.7 《思ひ人》
第8番 Op.13 《悲愴》
第19番 Op.49-1 《ソナチネ》(*)
第20番 Op.49-2 《ソナチネ》(*)
使用楽器: ヨハン・アンドレアス・シュタイン、 アントン・ワルター(*)
MOCP10003/Enzo Recordings(販売:キング・インターナショナル)

HMV

タワーレコード

アマゾン
バプティストでリスト編交響曲を弾くのも大概大事(おおごと)でしたが、モーツァルト向きのアンドレアス・シュタインで作品7や作品13と斬り結んだのも誠にスリリングでした。ソナチネ2曲は楽しく弾けました。



c0050810_14412934.jpgJ.S.バッハ;フーガの技法(全21曲) ヒストリカル・クラヴィコード独奏による世界初録音
使用楽器: ザクセン様式専有弦モデル(2008年、ヨリス・ポトフリーヘ)
EZCD10004/Enzo Recordings(販売:キング・インターナショナル)

HMV

タワーレコード

アマゾン

「ういろう」のように淀んだ響きが後を引くモダン・ピアノでバッハを演奏したのち、自分のクラヴィコード音源を聞くと、やはり、バッハの対位法の綾取りを《(弾きながら)聞く》困難さの度合いが、モダン楽器では跳ね上がることを再確認した次第。 透明な吸い物では自明なことが、濁った味噌汁では具の種類さえ分からない、みたいな。
歴史的クラヴィコードでコントラプンクトゥス第9・10・11番あたりをディスクに落とし込めたのは、現時点での瞬間最大風速(追い風参考記録?)なので、個人的には敢闘賞でも頂きたいところ041.gif

【尋ねびと】3年前の目白バ・ロック音楽祭で、至近距離から食い入るように私の手元を凝視なさっていたお若い方、第4コントラプンクトゥス終了後に席の移動をお願い致しましたが、心苦しく思っておりました。新盤を一枚謹呈したく存じますので、御連絡下さい。 →返事来ました。岡山の方だそうです。

[PR]
by ooi_piano | 2009-03-31 23:21 | Comments(1)
A pilgrim prostrating toward Kailash — an interview with Hiroaki Ooï

continuara...
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-31 23:21 | Comments(0)

体は正直ぢゃのう

会田誠 《美術に限っていえば、浅田彰は下らないものを褒めそやし、大切なものを貶め、日本の美術界をさんざん停滞させた責任を、いつ、どのようなかたちで取るのだろうか。》
Makoto AIDA "In so far as Fine Art, I wonder when and in what way Akira Asada, who harmed the development of Japanese art scene by praising a bunch of crap and diminishing valuables, will take responsibility."(2007)

c0050810_723164.jpg


月刊新潮2008年5月号《くわしく教えてクラシック》─────────────────────────────
第一回「21世紀のクラシック音楽体験とは?」
中原昌也 × (ゲスト)浅田彰

(前略)
c0050810_13581290.jpg浅田彰: ワーグナーの時代、オーケストラや劇場が巨大化し、観客数も増えたことで、演奏スタイルも変わってくる。とくに出演者がカリスマ性を帯びるにつれ、エモーショナルでうねるような表現になっていった。フルトヴェングラーやカラヤンなんかが典型でしょう。しかし、ベートーヴェンの頃までは、せいぜい二、三十人でやっていた。楽器もピアノなんかはがちゃがちゃしたドライな音だった。で、あまりエモーショナルにならず、一種、機械的に演奏していた、と。その原型に戻ろうという「ピリオド楽器のオリジナル奏法による演奏」というのが、いわばカラヤン以降かなり流行っているんですね。だけど、誰も昔の演奏を聴いたことはないんだから、本当にそうだったかなんてわかんない(笑)

中原昌也: そうなんです。

c0050810_141228.jpg浅田彰: ベートーヴェンは晩年耳が聴こえなくなり、ピアノ・ソナタでも、とくに「ハンマークラヴィーア」以降は、ある意味、ヴァーチュアルな音楽を作曲していた。当時の響きの浅いピアノ・フォルテでは出ないような音を夢想していたかもしれず、その意味では、現代のスタインウェイのグランド・ピアノが後からベートーヴェンの意図を別な形で表現したと言えなくもない。僕はそれが素晴らしい演奏だったら十分なので、ベートーヴェンの時代の響きにこだわっても仕方がないと思うんです。

  小説がそうであるように、クラシックというのは、のちの創造的誤読を生みだすためのプレテクストだと思えばいいんじゃないか。真の古典文学はいくらでも創造的誤読ができる。その意味でいうと、別にベートーヴェンなんか好きじゃない、でもやっぱりその音楽は真の古典音楽だと認めざるをえない。

c0050810_20193824.jpg   僕はピアノが好きなんだけど、昔のピアノ・フォルテによる演奏よりは、グレン・グールドがめちゃくちゃに速くチェンバロみたいにドライに弾いてみせた演奏の方が面白い(というのはむしろモーツァルトの演奏に顕著だけれど)。また逆に、ヴァレリー・アファナシエフやイーヴォ・ポゴレリッチみたいに、次の音が出る前に止まってしまうんじゃないかと観客を凍りつかせるほど創造的に変形できる。しかも、本当にすごいピアニストだと、それで説得力ある演奏をやり抜いちゃうわけですよ。古典音楽というのは、そういうプレテクストとなりうる音楽だと思います。
   (・・・)レコードという複製技術の影響も大きく、カラヤンのような演奏が標準のレコードになってグローバル化した、それをもう一度、古楽の側から再検討して相対化しようとする。いま流行っているのは、そういうリヴィジョニズム(歴史の見直し)でしょう。[2008年3月、話者による加筆校閲済のインタビュー]
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-30 01:25 | プロメテウスへの道 | Comments(5)

業務連絡

・・・

More
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-24 01:53 | コンサート情報 | Comments(2)
・・・

続きを見る・・・
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-22 03:25 | コンサート情報 | Comments(0)
■大井浩明Beethovenfries公演(2008/09)プログラムノート等
※3/15に演奏する委嘱新作の曲目解説は、下記の各公演プログラムノーツを御参照下さい。

《初期》
第一回
第二回
第三回
第四回
第五回

《中期》
第六回
第七回
第八回
第九回
第十回

《後期》
第十一回
第十二回(その1その2
第十三回

続きを見る・・・
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-13 02:47 | コンサート情報 | Comments(0)
・・・

続きを見る・・・
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-12 11:34 | コンサート情報 | Comments(0)
・・・

続きを見る・・・
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-12 11:32 | コンサート情報 | Comments(0)
・・・

続きを見る・・・
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-12 11:28 | コンサート情報 | Comments(2)
・・・

続きを見る・・・
[PR]
by ooi_piano | 2009-03-07 22:55 | コンサート情報 | Comments(0)