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Blog | Hiroaki Ooi

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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲ツィクルス @CafeMontage京都
~ヴィンクラー、タウジッヒ、アルカン、サンサーンス、ルビンシテインらによるピアノ独奏版~
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【第1回】6月19日(水)20時 第1番ヘ長調Op.18-1、第2番ト長調Op.18-2 《挨拶》、第3番ニ長調Op.18-3
【第2回】6月23日(日)15時 第4番ハ短調Op.18-4、第5番イ長調Op.18-5、第6番変ロ長調Op.18-6 《マリンコニア》
【第3回】7月17日(水)20時 《ラズモフスキーセット全曲》第7番ヘ長調Op.59-1、第8番ホ短調Op.59-2、第9番ハ長調Op.59-3
【第4回】7月21日(日)15時 第10番変ホ長調Op.74 《ハープ》、第11番へ短調Op.95 《セリオーゾ》、第12番変ホ長調Op.127
【第5回】8月28日(水)20時 第13番変ロ長調Op.130、《大フーガ》変ロ長調Op.133、第14番嬰ハ短調Op.131
【第6回】9月1日(日)15時 第15番イ短調 Op.132《感謝の歌》、第16番ヘ長調 Op.135

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【関連公演1】 5月15日(水)20時 @CafeMontage
ハイドン:《エステルハージ・ソナタ集 Hob.XVI:21》(1773、全6曲) [クラヴィコード独奏]
プレトーク:伊東信宏(大阪大学大学院教授、『ハイドンのエステルハージ・ソナタを読む』(春秋社刊)著者)

【関連公演2】 8月22日(木)20時 京都 @CafeMontage  平井千絵+大井浩明/ピアノ4手連弾
F.シューベルト:アレグロ イ短調 D947 《人生の嵐》(1828)、ロンド イ長調 D951 《グラン・ロンド》(1828)、ソナタ ハ長調 D812 《グラン・デュオ》(1824)[全4楽章]

【関連公演3】 8月25日(日)20時 @CafeMontage  青戸知(バリトン)+大井浩明(ピアノ)
J.S.バッハ:カンタータ第82番BWV82よりアリア《我満ち足りて》(1717)、マタイ受難曲BWV244よりレチタティーヴォとアリア《清めよ我が心》(1727/36)
F.シューベルト:歌曲集《美しい水車小屋の娘》D795 (1823) 抜粋
G.マーラー:歌曲集《さすらう若人の歌》(1885/96) [全4曲] (YouTubeリンク

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【予告】ベートーヴェン:ピアノソナタ全32曲連続演奏会(全8回)@淀橋教会(新宿区)
~様式別・時代順のフォルテピアノ(古楽器)による~
2013年(平成25年)------------------
■第1回 9月16日(月・祝)19時
 作品2-1, 2-2, 2-3, 7《想い人》 
■第2回 9月23日(月・祝)19時 作品10-1, 10-2, 10-3, 13《悲愴》 
■第3回 10月14日(月・祝)19時 Op.49-1, 49-2《ソナチネ》、Op.14-1, 14-2, 22 
■第4回 11月4日(月・祝)19時 Op.26《葬送》、Op.27-1《幻想曲風》、27-2《月光》、28《田園》
■第5回 12月6日(金)19時 Op.31-1, 31-2《テンペスト》, 31-3, Op.53《ワルトシュタイン》
2014年(平成26年)------------------
■第6回 1月17日(金)19時
 Op.54, Op.57《熱情》、Op.78《テレーゼ》、Op.79《かっこう》、Op.81a《告別》 
■第7回 2月14日(金)19時 Op.90, 101, 106《ハンマークラヴィア》 
■第8回 3月21日(金・祝)19時 Op.109, 110, 111 
  [使用楽器/1790年アントン・ワルター、1795年ヨハン・ロデウィク・ドゥルケン、1802年ブロードウッド(5オクターヴ半)、1814年ブロードウッド(スクエア・ピアノ)他]

※2008/09年ツィクルス時の記事・・・《初期》第一回第二回第三回第四回第五回、《中期》第六回第七回第八回第九回第十回、《後期》第十一回 、第十二回(その1その2)、第十三回
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by ooi_piano | 2013-05-23 02:15 | Beethovenfries2013 | Comments(0)

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大井浩明・連続ピアノリサイタル2013 in 芦屋
Hiroaki OOI Klavierabend-Reihe
《STOCKHAUSEN UND DANACH》


山村サロン (JR芦屋駅前)
〒659-0093 芦屋市船戸町4-1-301 (ラポルテ本館3階)
チケット:全自由席 前売り¥2500 当日¥3000 3回通しパスポート¥7000
予約/問い合わせ: 山村サロン 0797-38-2585 yamamura (at) y-salon.com
[チラシpdf http://twitdoc.com/20SS]
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【第1回】 2013年6月15日(土)18時開演(17時30分開場)
――――藤倉大とシュトックハウゼンによる初期ピアノ曲群
●K.シュトックハウゼン:クラヴィア曲 第I-IV (1952)、V (1954)、VI (1954/61)、VII (1955)、VIII (1954)、IX (1954/61)、X (1954/61)、XI (1956) 
藤倉大:《2つのエチュード》(1998)、《もろもろ》(2003)[ピアノと電子音響]、《リターニング》(2006)、《ジュール》(2009)、《ミリアンペア》(2010)[トイピアノ独奏]、《2つのピアノ小品》(2011)
[※シュトックハウゼンI~XI + XVIII《水曜日のフォルメル》(シンセサイザー独奏、日本初演)感想集シュトックハウゼンXVII《彗星》(オンド・マルトノ+パイプオルガン独奏、日本初演)感想集、シュトックハウゼン《自然の持続時間》(ピアノ独奏、日本初演)感想集その1その2]

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c0050810_10225990.gif【第2回】 2013年7月13日(土)18時開演(17時30分開場)
――――細川俊夫の全ピアノ作品とラッヘンマンの大作
●H.ラッヘンマン:《エコー・アンダンテ》(1961/62)、《セリナーデ》(1997/98)
●H.ホリガー:《パルティータ》(1999)
●L.ノーノ:《苦悩に満ちながらも晴朗な波》(1976) [音響/有馬純寿]
●細川俊夫:《メロディアII》(1977)、《夜の響き》(1994/96)、《ピエール・ブーレーズのための俳句》(2000)、《舞 - 日本の古代の舞楽》(2012)、《エチュード I/II》(2011/13)
檜垣智也:《栞》(2013) 委嘱新作初演

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[関連レクチャー@神戸大学] 「シュトックハウゼンとバッハ」
7月16日(火)10:40~12:10、13:20~14:50(2コマ) 神戸大学発達科学部(鶴甲キャンパスC棟111教室) 外部聴講問い合わせ: bunsay[at]kobe-u.ac.jp

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【第3回】 8月24日(土)18時開演(17時30分開場)
――――パフォーマンスを伴うシュトックハウゼン《光》三部作一挙上演
●K.シュトックハウゼン:クラヴィア曲 第XII 《試験》(1979/オペラ『光の木曜日』より)、第XIII《ルツィファーの夢》(1981/オペラ『光の土曜日』より)、第XIV《誕生日のフォルメル ~P.ブーレーズのために》(1984)/オペラ『光の月曜日』より) [協力/田中裕行]
●三宅榛名:《Come back to music》 (1973/2013) 改訂版初演

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c0050810_10231996.gif【関連公演】 5月19日(日)15時 (14時30分開場) 
カフェ・モンタージュ [京都市中京区夷川通柳馬場北東角] 全自由席2000円 montagekyoto@gmail.com
上田希(クラリネット+バス・クラリネット)、上森祥平(チェロ)、大井浩明(ピアノ)

●細川俊夫:《ヴァーティカル・タイム・スタディ I》(1993)
ラッヘンマン:《アレグロ・ソステヌート》(1986/88)
●ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 作品114(1891)

  毎年初夏に芦屋・山村サロンで開催しているリサイタル・シリーズでは、関西出身・在住の作曲家をフィーチャーしています。2011年は塩見允枝子(箕面市在住)の《フラクタル・フリーク》全曲のほか、山路敦司(大阪電通大教授)・田村文生(神戸大准教授)への委嘱作を、2012年は片岡祐介(京都市在住)・副島猛(京都市在住)への委嘱作を取り上げました。
  今年(2013年)は、日本を代表する作曲家、細川俊夫(広島出身)と藤倉大(摂津市出身)の全ピアノ作品の他、国際的アクースモニウム奏者・檜垣智也(奈良県在住)への委嘱作を初演します。7月公演のルイジ・ノーノ作品の助演は有馬純寿氏(帝塚山学院大准教授)です。8月公演のシュトックハウゼン作品のための某特殊装置には、田中裕行氏(大阪大学産業科学研究所)の御協力を頂きます。
  海外の音楽家で、シュトックハウゼンほど京都を愛した人はいませんでした。後半生を捧げたオペラ連作《光》は、知恩院参詣時に構想を得たものです。今回は、「耳から血が出る」と評された初期のクラヴィア曲第I番~第XI番に加え、オペラの抜粋である大作「第XII番」「第XIII番」「第XIV番」を一挙に上演します。山村サロンが誇る銘器ハンブルク・スタインウェイを使い倒しての、裏技パフォーマンスと内部奏法の応酬に御期待下さい。

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by ooi_piano | 2013-05-22 07:41 | Stockhausenfries2013 | Comments(0)

感想集 http://togetter.com/li/508655

2013年5月22日(水)20時 (19時30分開場) 
カフェ・モンタージュ [京都市中京区夷川通柳馬場北東角]
全自由席2000円 montagekyoto[at]gmail.com

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J.S.バッハ:クラヴィア練習曲集第2巻&第4巻 (一段鍵盤クラヴィコード独奏による)

c0050810_11758100.jpg●《イタリア協奏曲》 ヘ長調 BWV 971 [全3楽章]

●《フランス風序曲》 ロ短調 BWV 831 [全8楽章]
  序曲 - クーラント - ガヴォット I&II - パスピエ I&II - サラバンド - ブーレ I&II - ジーグ - エコー

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●《ゴルトベルク変奏曲》 ト長調 BWV988
  アリア - 変奏 1 - 変奏 2 - 変奏 3 ( 1度のカノン)
  - 変奏 4 - 変奏 5 - 変奏 6 ( 2度のカノン)
  - 変奏 7 - 変奏 8 - 変奏 9 (3 度のカノン)
  - 変奏 10 (フゲッタ) - 変奏 11 - 変奏 12 (4度のカノン)
  - 変奏 13 - 変奏 14 - 変奏 15 (5度のカノン)
  - 変奏 16 (序曲) - 変奏 17 - 変奏 18 (6度のカノン)
  - 変奏 19 - 変奏 20 - 変奏 21 (7度のカノン)
  - 変奏 22 (Alla breve) - 変奏 23 - 変奏 24 (8度のカノン)
  - 変奏 25 - 変奏 26 - 変奏 27 (9度のカノン)
  - 変奏 28 - 変奏 29 - 変奏 30 (クオドリベット) - アリア・ダ・カーポ
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by ooi_piano | 2013-05-20 11:07 | クラヴィコード様への五体投地 | Comments(0)

感想集 http://togetter.com/li/505654
c0050810_81250.jpg2013年5月19日(日)15時 (14時30分開場) 
カフェ・モンタージュ [京都市中京区夷川通柳馬場北東角]
全自由席2000円 montagekyoto[at]gmail.com
上田希(クラリネット+バス・クラリネット)、上森祥平(チェロ)、大井浩明(ピアノ)

●細川俊夫:《ヴァーティカル・タイム・スタディ I》(1993) (約9分)
●ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 作品114(1891) [全4楽章] (約24分)
ラッヘンマン:《アレグロ・ソステヌート》(1986/88) (約32分)

  アドルノ学者・高安啓介氏(愛媛大学法文学部准教授)より、論文《仮象とアンチ仮象:ラッヘンマンの作曲によせて》(「音楽学」第48巻第2号所収、2003年)の公開御許諾を頂きました。ラッヘンマン《ダル・ニエンテ》(クラリネット独奏)、《プレッション》(チェロ独奏)、《ギロ》《子供の遊び》(ピアノ独奏)、そして《アレグロ・ソステヌート》(クラリネット+チェロ+ピアノ)の技法ならびに作曲背景について、的確かつ平易に述べられています。[pdf版: http://twitdoc.com/20KV]

(※クリックすると拡大表示されます。)
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by ooi_piano | 2013-05-08 10:01 | Stockhausenfries2013 | Comments(0)

バッハ:トリオソナタ他

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●第132回大原美術館ギャラリーコンサート バッハの生きた世界 ~古楽器の響き~

[出演]前田りり子(フラウト・トラヴェルソ)、土倉政伸(バロック・ヴァイオリン/ヴィオラ・ダ・ガンバ)、大井浩明(チェンバロ)
[日時] 2013年5月11日(土) 18時30分開演
[場所] 大原美術館本館2階
[料金] 4,000円(全席自由)、学生シート1,000円【小~大学生対象・限定先着30席】 ※公演当日、入場時に学生証の提示をお願いいたします。
[お申込・お問合せ] 大原美術館 Tel 086-422-0005 ※月曜は休館(ただし4月29日、5月6日は開館)、くらしきコンサート Tel 086-422-2140 ※土・日・祝は休業
ヨハン・セバスティアン・バッハ Johan Sebastian Bach (1685-1750)

◆トリオソナタ ト長調 BWV1038
  1 Largo 2 Vivace 3 Adagio 4 Presto (8:00)

◆トラヴェルソとチェンバロの為のソナタ ロ短調 BWV1030
  1 Andante 2 Largo e dolce 3 Presto (17:00)

◆ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ イ長調 BWV1015
  1 (速度表示なし) 2 Allegro 3 Andante un poco 4 Presto (13:00)

✤ ✤ ✤ ✤ ✤

◆ヴィオラダガンバとチェンバロの為のソナタ ニ長調 BWV1028 
  1 Adagio 2 Allegro 3 Andante 4 Allegro (16:00)

◆半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 (チェンバロ独奏)
  1 Fantaisie 2 Fugue (11:00)

◆トリオソナタ ト長調 BWV525
  1 (速度表示なし) 2 Adagio 2 Allegro (12:00)

  バロック時代を代表する作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハの音楽を、当時の音色で楽しんでみませんか? 17~18世紀の様式を持つ古楽器は、その昔、小編成の合奏や室内楽に用いられ、繊細な演奏技術・表現力を必要としました。 現代の私たちには“古くて新しい音”であり、古楽器のみによって演奏されるバロック音楽となれば、聴く機会も限られているのが現状です。
  今回は、フラウト・トラヴェルソ(現在のフルートの前身)、バロックヴァイオリン、チェンバロという3つの楽器の組み合わせでバッハの作品が演奏されます。
  美術館のギャラリーに響く、いにしえの音色と名画のハーモニーをお楽しみ下さい。


●出演者プロフィール●

c0050810_6422575.jpg前田りり子 (フラウト・トラヴェルソ)

  モダン・フルートを小出信也氏に師事。全日本学生音楽コンクール西日本大会フルート部門高校生の部第1位入賞。その後バロック・フルートに転向して桐朋学園大学に進学。オランダのデン・ハーグ王立音楽院の大学院を修了。有田正広、B.クイケンの両氏に師事。1996年、山梨古楽コンクールにて第1位入賞。1999年、ブルージュ国際古楽コンクールで第2位入賞。バッハ・コレギウム・ジャパン、ソフィオ・アルモニコなどのメンバーとして演奏・レコーディング活動のほか、「フルートの肖像」を東京書籍より出版し、執筆活動にも力を入れている。東京芸術大学、上野学園大学非常勤講師。公式ホームページ「りりこの部屋」で検索

土倉政伸 (バロックヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  桐朋女子高等学校音楽科(共学)、桐朋学園大学音楽学部卒業。ヴァイオリンを江藤俊哉、江藤アンジェラ両氏に師事。1993年、くらしきコンサート10周年記念コンサート「オーケストラが出来てきた」にソリスト出演し、グラズノフのヴァイオリン協奏曲を山本直純氏(指揮)と共演。ブリュッセル王立音楽院留学。バロックヴァイオリンをシギスヴァルト・クイケン、フランソワ・フェルナンデス両氏に 、ヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケン、フィリップ・ピエッロ両氏に師事。栄誉賞付きディプロマを得て卒業。La Petite Bande、Il Fondamento、Collegium Vocale Gent、Il Gardellino、等のコンサートツァー、CD、ラジオのレコーディングに参加。他方、ソロ・室内楽コンサートや楽器博物館見学会等を企画・開催。
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by ooi_piano | 2013-05-06 16:23 | コンサート情報 | Comments(0)

感想集 http://togetter.com/li/504368
F.J.ハイドン:エステルハージ・ソナタ集 Hob.XVI:21-26(1773年/全6曲)

c0050810_1213720.jpgクラヴィコード/大井浩明
お話/伊東信宏(大阪大学大学院教授、『ハイドンのエステルハージ・ソナタを読む』(春秋社刊)著者)
 ※伊東氏の本は現在入手困難となっております。カフェにて事前に御覧頂けます。

5月15日(水)20時 (19時半開場) 全自由席 2000円
会場:カフェ・モンタージュ http://www.cafe-montage.com/
お問い合わせ:075-744-1070 montagekyoto@gmail.com
予約フォーム http://www.cafe-montage.com/mail/mail.html



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《多彩で、スリリングで、驚きに満ちた音楽》
c0050810_12135354.jpg  この6曲からなるソナタ集は1774年(ハイドン42才、モーツァルト18才、ベートーヴェン4才)に、ハイドンが生涯で初めて自ら出版した作品集で、当時ハイドンが仕えていたエステルハージ家の「豪奢王」 ミクローシュ・エステルハージに捧げられました。
  現在ではハイドンのピアノソナタとして広く知られているこれらの作品ですが、作曲された当時、バロック期に盛んに使われてきたチェンバロから、当時新しく開発されたフォルテピアノへの移行期だとされています。
  クラヴィコードはちょうどその時期に、チェンバロにもフォルテピアノにも対応できる大変に有効な家庭楽器として広く普及していました。
  ハイドン自身、同時代の他の作曲家と同様、作曲に際してクラヴィコードを用いていたと考えられています。クラヴィコード特有の微かなニュアンスの音楽を誘発する特質が、『エステルハージ・ソナタ』の頃に現れる本格的な緩徐楽章などに影響しているのかもしれないとのことです。
  クラヴィコードの発音は、その繊細さゆえに力強い表現には適さない。――というのは、それが不可能なのではなくて単に技術的に難しいということにすぎません。それを演奏家が乗り越えたときに得られるクラヴィコードならではのダイナミックな表現は、ハイドンの音楽がもたらす驚きの感覚と良く呼応することでしょう。
  大都市から離れたエステルハージ宮の中で、ある意味世間から隔離されたところでこそ発揮されたといわれるハイドンならではの様式美と逸脱、そして飛躍。小さな驚きの連続が、みなさんの心にどのような形で残るのでしょうか。
  古典音楽の父とすごす、この世で一番静かな音楽会。どうぞご期待ください。

■F.J.ハイドン:エステルハージ・ソナタ集 Hob.XVI:21-26(1773年/全6曲)
ソナタ ハ長調 Hob.XVI:21 
 I. アレグロ モデラート II. アダージョ III. フィナーレ:プレスト
ソナタ ホ長調 Hob.XVI:22
 I. アレグロ モデラート II. アンダンテ III. フィナーレ:テンポ・ディ・メヌエット
ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:23
 I. アレグロ II. アダージョ III. フィナーレ:プレスト
ソナタ ニ長調 Hob.XVI:24
 I. アレグロ II. アダージョ III. フィナーレ:プレスト
ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:25
 I. モデラート II. テンポ ディ メヌエット
ソナタ ニ長調 Hob.XVI:26
 I. アレグロ・モデラート II. 逆行のメヌエット - トリオ III. フィナーレ:プレスト


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伊東信宏『ハイドンのエステルハージ・ソナタを読む』(春秋社刊)
・はじめに
■《第1章》 クレオールとしてのハイドン
1.境界のうえで
2.軍事と音楽
3.all ’Ongarese(「ハンガリー風に」)
4.作曲という奇略
■《第2章》 多彩さのアレンジ
1.「クラヴィーア・ソナタ」?
2.ハイドンのクラヴィーア・ソナタを概観する
3.様式の「新しさ」
4.「音楽の花束」
5.多彩さ・質感・戦術
■《第3章》 冒頭楽章の戦術
1.「新しい」様式—第36番第1楽章
2.「古い」様式—第37番第1楽章
3.身体的連想—第38番第1楽章
4.もう一つの解ー第39番第1楽章
5.テクスチュアについて—第40番第1楽章
6.幻惑されること—第41番第1楽章
■《終章》 ハイドンを「読む」ということ
1.ブレに賭ける
2.動機、和声、形式の分析ではない
3.既成のストーリーをなぞらない
4.「作品」と「社会」への視点
・あとがき
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by ooi_piano | 2013-05-06 16:20 | Beethovenfries2013 | Comments(0)