プロフィール(日本語/英文)
■大井浩明
京都市出身。スイス連邦政府給費留学生ならびに文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルン芸術大学(スイス)に留学、ブルーノ・カニーノにピアノと室内楽を師事。同芸大大学院ピアノ科ソリストディプロマ課程修了。また、チェンバロと通奏低音をディルク・ベルナーに師事、同大学院古楽部門コンツェルトディプロマ課程も修了した。アンドラーシュ・シフ、ラーザリ・ベルマン、ロバート・レヴィン(以上ピアノ)、ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(バロック・オルガン)、ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)等の講習会を受講。
第30回ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール(1996/ロッテルダム)、第1回メシアン国際ピアノコンクール(2000/パリ)に入賞。第3回朝日現代音楽賞(1993)、第11回アリオン賞奨励賞(1994)、第4回青山音楽賞(1995)、第9回村松賞(1996)、第11回出光音楽賞(2001)、第61回文化庁芸術祭新人賞(2006)、第15回日本文化藝術奨励賞(2007)、第1回一柳慧コンテンポラリー賞(2015)等を受賞。
これまでにNHK交響楽団、新日本フィル、東京都交響楽団、東京シティ・フィル、仙台フィル、京都市交響楽団等のほか、ヨーロッパではバイエルン放送交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(パリ)、ASKOアンサンブル(アムステルダム)、ドイツ・カンマーオーケストラ(ベルリン)、シュトゥットガルト室内管、ベルン交響楽団等と共演。「ヴェネツィア・ビエンナーレ」「アヴィニョン・フェスティヴァル」「MUSICA VIVA」「ハノーファー・ビエンナーレ」「パンミュージック・フェスティヴァル(韓国・ソウル)」「November Music Festival(ベルギー・オランダ)」等の音楽祭に出演。仏TIMPANIレーベルでの『クセナキス管弦楽全集』シリーズには2002年から参加、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルと共演したCD《シナファイ》はベストセラーとなり、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック“CHOC”グランプリを受賞した。2004年秋には第2協奏曲《エリフソン》世界初録音が同レーベルからリリースされた。
歴史的鍵盤楽器による古楽演奏にも力を入れ、初期バロック音楽を中心としたチェンバロ・リサイタル、委嘱新作を含むオルガン・リサイタル、《平均律第1巻》《同第2巻》《フーガの技法》全曲によるクラヴィコード・リサイタル、モーツァルト・クラヴィアソナタ全17曲によるフォルテピアノ・リサイタル等を行っている。 2006年秋には、日本モーツァルト協会例会にて寺神戸亮指揮レ・ボレアード(古楽器オーケストラ)とフォルテピアノで協奏曲(KV453)を共演すると同時に、グラスハーモニカ作品(KV356/KV617)もオリジナル楽器(Finkenbeiner, 430Hz)で紹介、その成果により第61回文化庁芸術祭新人賞を受賞した。2008年-2009年にかけては、ベートーヴェン:クラヴィアソナタ全32曲ならびにリスト編交響曲全9曲を、時代順様式別の9種類のフォルテピアノで弾き分けるシリーズ(全13公演)を開催、NHK-BS「クラシック倶楽部」等で紹介された他、ライヴ盤はENZO/King Internationalレーベルからリリースされており、またi-Tunes Storeでも公開中である。
2010年からは、東京で戦後前衛ピアノ音楽を体系的に網羅する作曲家個展シリーズ「Portraits of Composers (POC)」を開始、現在までに46公演(約500曲)を数える。初年度は同年齢/同学年の作曲家5名(野村誠、山本裕之、伊左治直、杉山洋一、田中吉史)の全ピアノ曲と併せて、松下眞一(没後20周年)《スペクトラ集》全6曲世界初演や平義久(歿後5周年)全ピアノ作品、松平頼則(歿後10周年):組曲《美しい日本》40年ぶりの公開舞台初演、松平頼暁(生誕80周年)の《練習曲集》《トランスフォーメーション》世界初演等を行った(第1回~第5回公演)。次年度は増幅モダンチェンバロも用い、クセナキス(歿後10周年)、リゲティ(歿後5周年)、ブーレーズ、シュトックハウゼン(歿後5周年)の全鍵盤作品(各回に日本初演作を含む)のほか、尹伊桑/姜碩煕/朴泳姫/陳銀淑の全ピアノ曲を同時に取り上げた(第6回~第10回公演)。ケージ生誕100年にあたる2012/13年度には、ケージ《南のエチュード》全32曲ならびに《易の音楽》通奏日本初演、シャリーノ:ピアノソナタ全5曲通奏日本初演ほか、ラッヘンマン・ホリガー・ファーニホウ・実験工房同人をフィーチャーした(第11回~第15回公演)。2014/15年度は、ミュライユの全ピアノ+オンドマルトノ曲通奏、近藤譲全ピアノ作品、リーム《ピアノ曲》全7曲、西村朗自選ピアノ曲集、細川俊夫全ピアノ作品+三輪眞弘ピアノ作品集、南聡《ピアノソナタ》全5曲等を特集した(第16回~第21回公演)。2015/16年度は、ドナトーニ、バラケ、カーゲルの全ピアノ曲のほか、篠原眞:全ピアノ作品(《24のブレヴィティーズ》世界初演を含む)、一柳慧ピアノ作品集(《トッカータ》《ピアノ音楽第9》世界初演を含む)を行った(第22回~第26回公演)。
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■演奏動画@YouTube
◇POC [Portraits of Composers] 曲目一覧&リンク
■大井浩明
京都市出身。スイス連邦政府給費留学生ならびに文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルン芸術大学(スイス)に留学、ブルーノ・カニーノにピアノと室内楽を師事。同芸大大学院ピアノ科ソリストディプロマ課程修了。また、チェンバロと通奏低音をディルク・ベルナーに師事、同大学院古楽部門コンツェルトディプロマ課程も修了した。アンドラーシュ・シフ、ラーザリ・ベルマン、ロバート・レヴィン(以上ピアノ)、ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(バロック・オルガン)、ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)等の講習会を受講。
第30回ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール(1996/ロッテルダム)、第1回メシアン国際ピアノコンクール(2000/パリ)に入賞。第3回朝日現代音楽賞(1993)、第11回アリオン賞奨励賞(1994)、第4回青山音楽賞(1995)、第9回村松賞(1996)、第11回出光音楽賞(2001)、第61回文化庁芸術祭新人賞(2006)、第15回日本文化藝術奨励賞(2007)、第1回一柳慧コンテンポラリー賞(2015)等を受賞。
これまでにNHK交響楽団、新日本フィル、東京都交響楽団、東京シティ・フィル、仙台フィル、京都市交響楽団等のほか、ヨーロッパではバイエルン放送交響楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(パリ)、ASKOアンサンブル(アムステルダム)、ドイツ・カンマーオーケストラ(ベルリン)、シュトゥットガルト室内管、ベルン交響楽団等と共演。「ヴェネツィア・ビエンナーレ」「アヴィニョン・フェスティヴァル」「MUSICA VIVA」「ハノーファー・ビエンナーレ」「パンミュージック・フェスティヴァル(韓国・ソウル)」「November Music Festival(ベルギー・オランダ)」等の音楽祭に出演。仏TIMPANIレーベルでの『クセナキス管弦楽全集』シリーズには2002年から参加、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルと共演したCD《シナファイ》はベストセラーとなり、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック“CHOC”グランプリを受賞した。2004年秋には第2協奏曲《エリフソン》世界初録音が同レーベルからリリースされた。
歴史的鍵盤楽器による古楽演奏にも力を入れ、初期バロック音楽を中心としたチェンバロ・リサイタル、委嘱新作を含むオルガン・リサイタル、《平均律第1巻》《同第2巻》《フーガの技法》全曲によるクラヴィコード・リサイタル、モーツァルト・クラヴィアソナタ全17曲によるフォルテピアノ・リサイタル等を行っている。 2006年秋には、日本モーツァルト協会例会にて寺神戸亮指揮レ・ボレアード(古楽器オーケストラ)とフォルテピアノで協奏曲(KV453)を共演すると同時に、グラスハーモニカ作品(KV356/KV617)もオリジナル楽器(Finkenbeiner, 430Hz)で紹介、その成果により第61回文化庁芸術祭新人賞を受賞した。2008年-2009年にかけては、ベートーヴェン:クラヴィアソナタ全32曲ならびにリスト編交響曲全9曲を、時代順様式別の9種類のフォルテピアノで弾き分けるシリーズ(全13公演)を開催、NHK-BS「クラシック倶楽部」等で紹介された他、ライヴ盤はENZO/King Internationalレーベルからリリースされており、またi-Tunes Storeでも公開中である。
2010年からは、東京で戦後前衛ピアノ音楽を体系的に網羅する作曲家個展シリーズ「Portraits of Composers (POC)」を開始、現在までに46公演(約500曲)を数える。初年度は同年齢/同学年の作曲家5名(野村誠、山本裕之、伊左治直、杉山洋一、田中吉史)の全ピアノ曲と併せて、松下眞一(没後20周年)《スペクトラ集》全6曲世界初演や平義久(歿後5周年)全ピアノ作品、松平頼則(歿後10周年):組曲《美しい日本》40年ぶりの公開舞台初演、松平頼暁(生誕80周年)の《練習曲集》《トランスフォーメーション》世界初演等を行った(第1回~第5回公演)。次年度は増幅モダンチェンバロも用い、クセナキス(歿後10周年)、リゲティ(歿後5周年)、ブーレーズ、シュトックハウゼン(歿後5周年)の全鍵盤作品(各回に日本初演作を含む)のほか、尹伊桑/姜碩煕/朴泳姫/陳銀淑の全ピアノ曲を同時に取り上げた(第6回~第10回公演)。ケージ生誕100年にあたる2012/13年度には、ケージ《南のエチュード》全32曲ならびに《易の音楽》通奏日本初演、シャリーノ:ピアノソナタ全5曲通奏日本初演ほか、ラッヘンマン・ホリガー・ファーニホウ・実験工房同人をフィーチャーした(第11回~第15回公演)。2014/15年度は、ミュライユの全ピアノ+オンドマルトノ曲通奏、近藤譲全ピアノ作品、リーム《ピアノ曲》全7曲、西村朗自選ピアノ曲集、細川俊夫全ピアノ作品+三輪眞弘ピアノ作品集、南聡《ピアノソナタ》全5曲等を特集した(第16回~第21回公演)。2015/16年度は、ドナトーニ、バラケ、カーゲルの全ピアノ曲のほか、篠原眞:全ピアノ作品(《24のブレヴィティーズ》世界初演を含む)、一柳慧ピアノ作品集(《トッカータ》《ピアノ音楽第9》世界初演を含む)を行った(第22回~第26回公演)。
近年の主な活動として、中全音律バロックオルガンによるフレスコバルディ《音楽の花束(3つのオルガン・ミサ)》(全曲による日本初演)(15年3月)、ヒストリカル・チェンバロによるフランソワ・クープラン連続演奏会(全27オルドゥル/220曲)(12年6月~18年9月/全8回)、2段鍵盤ペダルクラヴィコードによるバッハ:トリオソナタ集 BWV525-530(全6曲)(16年10月)、シリーズ《ピアノで弾くバッハ Bach, ripieno di Pianoforte》(12年4月~15年1月/全8回)、様式別/時代順のフォルテピアノによるベートーヴェン:クラヴィアソナタ全32曲演奏会(13年9月~14年3月/全8回)、1843年製プレイエル(80鍵/430Hz)によるベルリオーズ/ショパン/シューマン/リスト/アルカン主要作品集(20年10月~21年2月/全5回)、ピアノ独奏/重奏によるマーラー:交響曲集(全11曲)(12年8月~15年11月)、カイホスルー・ソラブジ《オプス・クラウィケンバリスティクム》日本初演(17年7月)、ジョン・ケージ《南のエテュード集(全32曲)》通奏日本初演(13年1月)、モートン・フェルドマン全ピアノ作品(17年12月~18年4月/全2回)、一柳慧:笙独奏のための《時の佇い I》全4楽章通奏(16年8月)、トリスタン・ミュライユ全オンドマルトノ作品演奏(2014年9月)、クセナキス《ケクロプス》日本初演(2022年2月)等と併せて、米沢典剛(編曲)とのコラボレーションによるバルトーク《弦楽四重奏集(全6曲)ピアノ独奏版》他や、浦壁信二との2台ピアノによるショスタコーヴィチ/R.シュトラウス/ストラヴィンスキーらの管弦楽作品演奏等。また、(一社)全日本ピアノ指導者協会のYouTubeアカウントで、未出版・未録音の日本人作品を中心に演奏動画を公開している(現在までに約200曲)。公式ブログ: http://ooipiano.exblog.jp/
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■演奏動画@YouTube
◇POC [Portraits of Composers] 曲目一覧&リンク
第37回~第46回公演
◇ピアノ独奏による交響曲・管弦楽曲・弦楽四重奏曲まとめ
■ナクソス・ライブラリーでの大井浩明ページ
■最近のコンサート感想集(Togetter「大井浩明に関する73件のまとめ」(2023年4月現在)
(2005年2月11日ミュンヘン・ヘラクレスザール、バイエルン放送交響楽団とのクセナキス《シナファイ》 (C)Astrid Ackermann)
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【DVD】
■《Iannis Xenakis - Mythos und Technik》(独Schott/Wergo社)
クセナキス:ピアノ協奏曲《シナファイ》他 (大井浩明(pf)、アルトゥーロ・タマヨ指揮バイエルン放送交響楽団)
ミュンヒェン・ヘラクレスザールにてライヴ収録 Film von Peider A. Defilla / Reihe "musica viva – forum der gegenwartsmusik"
Serie: Neue Zeitschrift für Musik ISBN: 978-3-7957-7806-4
【CD】 (一部を除き i-Tunesでも公開)
■クセナキス:ピアノ協奏曲第1番《シナファイ》 (仏TIMPANI 1C1131)
大井浩明(pf)、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック誌 "ショック(CHOC)" 2003年度現代音楽部門グランプリ、仏ディアパゾン誌“★★★★★”、英BBCミュージック・マガジン誌“★★★★★”、独フォノ・フォルム誌“★★★★”、西Music Espagne誌“★★★★★”、HMV Classical Awards 2002(現代音楽部門)
■クセナキス:ピアノ協奏曲第2番《エリフソン》 (仏TIMPANI 1C1136) [世界初録音]
大井浩明(pf)、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
仏ディアパゾン誌“★★★★★”
■J.S.バッハ:《フーガの技法(全曲)》 (Enzo/キング・インターナショナル) [ヒストリカル・クラヴィコードによる世界初録音]
大井浩明(クラヴィコード) 録音:2008年9月 聖セルヴァティウス修道院(ベルギー・グリムベルゲン)
使用楽器: ザクセン様式専有弦モデル(2008年、ヨリス・ポトフリーヘ製作)
■L.v.ベートーヴェン(F.リスト編曲):《交響曲第1番/同第2番他》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器: ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1846年ウィーン製)85鍵、アングロジャーマン・アクション
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.4「思ひ人」/No.8「悲愴」/No.19「ソナチネ」/No.20「ソナチネ」》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)+アンドレアス・シュタイン(1790年、5オクターヴ)
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.9/10/11》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.12「葬送」/No.13「幻想曲風ソナタ」/No.14「月光」》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.15「田園」/No.21「ワルトシュタイン」/No.23「熱情」》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)+ジョーンズ・ラウンド(1805年、68鍵、イギリス式シングルエスケープメントアクション)
■伊左治直:《機械の島の旅(夜明け)》《橋を架ける者-ブリッジ1-》 (フォンテック)
大井浩明(オルガン、クラヴィコード)
■水野みか子:《醒める河で With the Impetuous Current》 (日本作曲家協議会 JFC-2005)
大井浩明(ピアノ)
■上野耕路:WOWOW連続ドラマ《夢を与える》オリジナル・サウンドトラック (music marketing research / BASiLiCA INC.)
大井浩明(ピアノ、フェンダーローズ他)
■上野耕路:NHK土曜ドラマ《逃げる女》オリジナル・サウンドトラック (IDEAL MUSIC LLC. NGCS-1063) [2016年2月10日発売予定]
大井浩明(ピアノ、オンドマルトノ、チェレスタ、フェンダーローズ他)
CD《シナファイ》
○木下健一インタビュー(2002年5月7日、於ルクセンブルク)
○木下健一エッセイ(仏語)
○国内批評集
○仏ディアパゾン誌評
○CD《エリフソン》評ほか
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●バッハ:フーガの技法 大井浩明インタビュー(英文) 同・日本語版
●同盤:古楽専門誌《アントレ》2009年9月号での神倉健氏による批評文
●ベートーヴェンCDシリーズについて 大井浩明インタビュー
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Hiroaki Ooï, pianist
“[OOI] sort glorieux d'un double combat, contre l'orchestre et cotre une ecriture pianistique a la limite du jouable.”(Pierre RIGAUDIERE/ DIAPASON)
“...the pianistic acrobatics of Hiroaki Ooi, who makes light of theextreme demands of the work, ...”(Martin COSTON/ BBC Music Magazine)
“Impresa davvero eroica”(Paolo Petazzi/ Il Gazzettino)
Native of Kyoto, the ancient capital and spiritual center of Japan, Hiroaki Ooï received Swiss and Japanese govermental scholarships to study at Hochschule der Künste Bern, where he earned his soloist diploma for piano and concert diploma for harpsichord, working with Bruno Canino and Dirk Börner. Ooï has also attended master classes by András Schiff, Lazar Berman, Robert Levin, Luigi Ferdinando Tagliavini (organ) and Miklós Spányi (clavichord). A winner at the Gaudeamus International Interpreters Competition (Rotterdam, 1996) and the Olivier Messiaen International Piano Competition (Paris, 2000), Ooï has received numerous awards and distinctions.
He has appeared as soloist on such festivals as La Biennale di Venezia, Musica Viva, Hannover Biennale, the Avignon Festival, the Pan Music Festival (Korea), and performed worldwide with orchestras including Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks, the Ensemble Intercontemporain (Paris), the Deutsches Kammerorchester (Berlin), Asko Ensemble (Amsterdam), the NHK Symphony Orchestra (Tokyo), the New Japan Philharmonic (Tokyo), and the Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra.
Ooï has premiered a number of important contemporary works in Japan: Stockhausen's "Synthi-Fou oder Klavierstück XV" and "Klavierstück XVI", Xenakis' "Erikhthon" for piano and orchestra, Ligeti's 19 études (No.1-18 & 14A), Nancarrow's Canons, Unsuk Chin's Klavierkonzert & Klavieretüden, to name a few. With Arturo Tamayo and Orchestre philharmonique du Luxembourg, Ooï has recorded Xenakis’ two piano concertos, “Synaphaï" [TIMPANI- 1C1131] and “Erikhthon” [TIMPANI- 1C1136]; the former was internationally acclaimed, winning the prestigious Choc des Chocs award, and the latter was the world premiere recording, thirty years since the date of composition.
Always active in commissioning works from contemporary composers, in recent years Ooï has also devoted himself to the historically informed performance with period instruments. Recent highlights include cembalo recitals focusing on early baroque music, clavichord recital series covering J. S. Bach’s “Das Wohltemperierte Klavier I & II” and “Die Kunst der Fuge,” organ recitals with newly commissioned works, and fortepiano recitals of Mozart’s 17 clavier sonatas. In the fall of 2006, at a concert held by Japanische Mozartgesellschaft, he performed the concerto KV453 on a fortepiano with Les Boréades (an historical instrument orchestra) directed by Ryo Terakado, and introduced Mozart’s works for glass harmonica (KV356/KV617) on the original instrument (Finkenbeiner, 430Hz), for which contribution he was awarded by the Japanese Agency for Cultural Affairs.
For the 2008 (-2009) season, Ooï has been engaged in an ambitious Beethovencycle, performing Beethoven's 32 clavier sonatas and nine symphonies transcribed by Liszt on nine different fortepianos, each corresponding to a different period.
In Japan, he won the first prize at the Competition for Modern Music in Tokyo organized by ISCM Japan. Numerous awards have honored his activities, such as the "ARION Prize" (1994) sponsored to the most notable young artists in the year by the Arion-Edo Foundation, the "AOYAMA Music Award" (1995) offered by the Aoyama Foundation for is Japanese premiere of Ligeti's 14 Klavieretuden, the "MURAMATSU Award"(1996) granted by the Mitsui Trust Bank for his recitals of the complete works for piano(s) by Pierre Boulez in Tokyo and Kyoto as well as the "IDEMITSU Award" (2001) from Idemitsu petrol company.
(実家近くの毘沙門堂)
◇ピアノ独奏による交響曲・管弦楽曲・弦楽四重奏曲まとめ
■ナクソス・ライブラリーでの大井浩明ページ
■最近のコンサート感想集(Togetter「大井浩明に関する73件のまとめ」(2023年4月現在)
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【DVD】
■《Iannis Xenakis - Mythos und Technik》(独Schott/Wergo社)
クセナキス:ピアノ協奏曲《シナファイ》他 (大井浩明(pf)、アルトゥーロ・タマヨ指揮バイエルン放送交響楽団)
ミュンヒェン・ヘラクレスザールにてライヴ収録 Film von Peider A. Defilla / Reihe "musica viva – forum der gegenwartsmusik"
Serie: Neue Zeitschrift für Musik ISBN: 978-3-7957-7806-4
【CD】 (一部を除き i-Tunesでも公開)
■クセナキス:ピアノ協奏曲第1番《シナファイ》 (仏TIMPANI 1C1131)
大井浩明(pf)、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック誌 "ショック(CHOC)" 2003年度現代音楽部門グランプリ、仏ディアパゾン誌“★★★★★”、英BBCミュージック・マガジン誌“★★★★★”、独フォノ・フォルム誌“★★★★”、西Music Espagne誌“★★★★★”、HMV Classical Awards 2002(現代音楽部門)
■クセナキス:ピアノ協奏曲第2番《エリフソン》 (仏TIMPANI 1C1136) [世界初録音]
大井浩明(pf)、アルトゥーロ・タマヨ指揮ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
仏ディアパゾン誌“★★★★★”
■J.S.バッハ:《フーガの技法(全曲)》 (Enzo/キング・インターナショナル) [ヒストリカル・クラヴィコードによる世界初録音]
大井浩明(クラヴィコード) 録音:2008年9月 聖セルヴァティウス修道院(ベルギー・グリムベルゲン)
使用楽器: ザクセン様式専有弦モデル(2008年、ヨリス・ポトフリーヘ製作)
■L.v.ベートーヴェン(F.リスト編曲):《交響曲第1番/同第2番他》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器: ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー(1846年ウィーン製)85鍵、アングロジャーマン・アクション
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.4「思ひ人」/No.8「悲愴」/No.19「ソナチネ」/No.20「ソナチネ」》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)+アンドレアス・シュタイン(1790年、5オクターヴ)
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.9/10/11》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.12「葬送」/No.13「幻想曲風ソナタ」/No.14「月光」》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)
■L.v.ベートーヴェン:《ソナタNo.15「田園」/No.21「ワルトシュタイン」/No.23「熱情」》 (Enzo/キング・インターナショナル)
大井浩明(フォルテピアノ) 使用楽器:アントン・ヴァルター(1800年、5オクターヴ)+ジョーンズ・ラウンド(1805年、68鍵、イギリス式シングルエスケープメントアクション)
■伊左治直:《機械の島の旅(夜明け)》《橋を架ける者-ブリッジ1-》 (フォンテック)
大井浩明(オルガン、クラヴィコード)
■水野みか子:《醒める河で With the Impetuous Current》 (日本作曲家協議会 JFC-2005)
大井浩明(ピアノ)
■上野耕路:WOWOW連続ドラマ《夢を与える》オリジナル・サウンドトラック (music marketing research / BASiLiCA INC.)
大井浩明(ピアノ、フェンダーローズ他)
■上野耕路:NHK土曜ドラマ《逃げる女》オリジナル・サウンドトラック (IDEAL MUSIC LLC. NGCS-1063) [2016年2月10日発売予定]
大井浩明(ピアノ、オンドマルトノ、チェレスタ、フェンダーローズ他)
CD《シナファイ》
○木下健一インタビュー(2002年5月7日、於ルクセンブルク)
○木下健一エッセイ(仏語)
○国内批評集
○仏ディアパゾン誌評
○CD《エリフソン》評ほか
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●バッハ:フーガの技法 大井浩明インタビュー(英文) 同・日本語版
●同盤:古楽専門誌《アントレ》2009年9月号での神倉健氏による批評文
●ベートーヴェンCDシリーズについて 大井浩明インタビュー
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Hiroaki Ooï, pianist
“[OOI] sort glorieux d'un double combat, contre l'orchestre et cotre une ecriture pianistique a la limite du jouable.”(Pierre RIGAUDIERE/ DIAPASON)
“...the pianistic acrobatics of Hiroaki Ooi, who makes light of theextreme demands of the work, ...”(Martin COSTON/ BBC Music Magazine)
“Impresa davvero eroica”(Paolo Petazzi/ Il Gazzettino)
Native of Kyoto, the ancient capital and spiritual center of Japan, Hiroaki Ooï received Swiss and Japanese govermental scholarships to study at Hochschule der Künste Bern, where he earned his soloist diploma for piano and concert diploma for harpsichord, working with Bruno Canino and Dirk Börner. Ooï has also attended master classes by András Schiff, Lazar Berman, Robert Levin, Luigi Ferdinando Tagliavini (organ) and Miklós Spányi (clavichord). A winner at the Gaudeamus International Interpreters Competition (Rotterdam, 1996) and the Olivier Messiaen International Piano Competition (Paris, 2000), Ooï has received numerous awards and distinctions.
He has appeared as soloist on such festivals as La Biennale di Venezia, Musica Viva, Hannover Biennale, the Avignon Festival, the Pan Music Festival (Korea), and performed worldwide with orchestras including Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks, the Ensemble Intercontemporain (Paris), the Deutsches Kammerorchester (Berlin), Asko Ensemble (Amsterdam), the NHK Symphony Orchestra (Tokyo), the New Japan Philharmonic (Tokyo), and the Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra.
Ooï has premiered a number of important contemporary works in Japan: Stockhausen's "Synthi-Fou oder Klavierstück XV" and "Klavierstück XVI", Xenakis' "Erikhthon" for piano and orchestra, Ligeti's 19 études (No.1-18 & 14A), Nancarrow's Canons, Unsuk Chin's Klavierkonzert & Klavieretüden, to name a few. With Arturo Tamayo and Orchestre philharmonique du Luxembourg, Ooï has recorded Xenakis’ two piano concertos, “Synaphaï" [TIMPANI- 1C1131] and “Erikhthon” [TIMPANI- 1C1136]; the former was internationally acclaimed, winning the prestigious Choc des Chocs award, and the latter was the world premiere recording, thirty years since the date of composition.
Always active in commissioning works from contemporary composers, in recent years Ooï has also devoted himself to the historically informed performance with period instruments. Recent highlights include cembalo recitals focusing on early baroque music, clavichord recital series covering J. S. Bach’s “Das Wohltemperierte Klavier I & II” and “Die Kunst der Fuge,” organ recitals with newly commissioned works, and fortepiano recitals of Mozart’s 17 clavier sonatas. In the fall of 2006, at a concert held by Japanische Mozartgesellschaft, he performed the concerto KV453 on a fortepiano with Les Boréades (an historical instrument orchestra) directed by Ryo Terakado, and introduced Mozart’s works for glass harmonica (KV356/KV617) on the original instrument (Finkenbeiner, 430Hz), for which contribution he was awarded by the Japanese Agency for Cultural Affairs.
For the 2008 (-2009) season, Ooï has been engaged in an ambitious Beethovencycle, performing Beethoven's 32 clavier sonatas and nine symphonies transcribed by Liszt on nine different fortepianos, each corresponding to a different period.
In Japan, he won the first prize at the Competition for Modern Music in Tokyo organized by ISCM Japan. Numerous awards have honored his activities, such as the "ARION Prize" (1994) sponsored to the most notable young artists in the year by the Arion-Edo Foundation, the "AOYAMA Music Award" (1995) offered by the Aoyama Foundation for is Japanese premiere of Ligeti's 14 Klavieretuden, the "MURAMATSU Award"(1996) granted by the Mitsui Trust Bank for his recitals of the complete works for piano(s) by Pierre Boulez in Tokyo and Kyoto as well as the "IDEMITSU Award" (2001) from Idemitsu petrol company.
(実家近くの毘沙門堂)