
私がいまさら申し上げるまでもなく、このオンド・マルトノ協奏曲はジョリヴェの代表作のみならず、20世紀を代表する傑作です(ただし最後の2小節は許し難い)。ジュネーヴのジャック・チャムケルタン邸で聞かせてもらった初演者ジネット・マルトノの演奏はイマイチでしたが、最近CD化されたジャンヌ・ロリオの録音は見事の一語です。
ピアノ伴奏版でやる予定が、伴奏パートが鬼のように難しすぎてピアニストが見つからなかったので(自分でさえ練習する気の起こらないほどの真っ黒な譜面)、トマ・ブロック氏お手製の打ち込みCD-Rとの「共演」に・・・。オクターヴ・レバーが故障してしまったため、第1楽章冒頭やコーダその他の箇所はトランスポジション・ボタンでなんとか凌ぎました(泣)。パイプオルガンのプリンツィパルとゲダクト・ストップの併用が原則禁止なのと同様、オンド・マルトノでも楽器とレジストレーション組み合わせによっては「O」(Signal ONDES)と「C」(Signal CREUX)を併用しないほうが音がしっかりすることがあり、演奏中にその変更をやろうと思いついて、危うく第1楽章の最後で落ちかけてしまい、寿命が縮みました。



トラックバックをいただきましたの、こちらからも送らせていただきました。
ブーレーズがオンド曲を撤回したのも、ジョリヴェに対する発言も、やはりコンプレックスを感じている故なのですかねー?
ELPお嫌いですか?…ザンネン(笑)
ブーレーズがオンド曲を撤回したのも、ジョリヴェに対する発言も、やはりコンプレックスを感じている故なのですかねー?
ELPお嫌いですか?…ザンネン(笑)
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