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(レクチャーコンサート) メシアンの人生・音楽・思想―オペラ「アッシジの聖フランスチェスコ」への道―
(Musique française et conférence) La vie, la musique et les pensées d'Olivier Messiaen - vers l'opéra Saint-François d'Assise
講師 片山杜秀 Morihide KATAYAMA (univ. Keio),
演奏 大井浩明 (ピアノ) Hiroaki OOI (piano)
2014年12月1日(月) 18時半開演(18時開場)
日仏会館ホール(JR恵比寿駅東口・徒歩10分) [東京都渋谷区恵比寿 3-9-25]
日仏会館会員: 無料 /一般: 1.000円、学生: 500円
定員 120名
※要事前予約 (イベント参加登録、あるいはファックス 03-5424-1200、または電話 03-5424-1141)
オリヴィエ・メシアン(1908~1992年)は20世紀のフランスを代表する作曲家です。彼の音楽には現代人には珍しい、とても幅広な世界観がありました。神と人、天上と地上、文明と自然、人間と動物、東洋と西洋、抽象と具体、時間と空間。個々の作品のテーマには様々な二項対立が入り組んでいて、そこから世界全体が彼の音楽の土俵に組み込まれるような、表象されるような、とてつもない構想力が開けてくるのです。現代の芸術家には極めて珍しいことです。表現の対象がもっと断片化、部分化してしまうのが、現代の芸術の通例ですから。なぜ、メシアンは通例を裏切る音楽家になったのか。そして最後にどこに行ったのか。簡単ながらも「メシアン概説」を試みたく存じます。そのあと、ピアニストの大井浩明さんに、メシアンの代表作からたっぷり演奏していただきます。ご期待くださりませ。
【演奏曲目】
オリヴィエ・メシアン Olivier MESSIAEN (1908-1992):
■《シャロットの姫君 La dame de Shalott》(1917) (※採譜:加藤英雄)
■《幼な子イエスに注ぐ20のまなざし Vingt regards sur l'enfant-Jésus》(1944)より
「その方によって万物はつくられた Par lui tout a été fait」「喜びの聖霊のまなざし Regard de l'Esprit de joie」
■《4つのリズム・エチュード集》(1949/50) ~「火の島I」「音価と強度のモード」「リズム的ネウマ」「火の島II」
Quatre études de rythme - "Ile de feu I" - "Mode de valeurs et d'intensités" - "Neumes rythmiques" - "Ile de feu II"
■《庭虫喰 La fauvette des jardins》(1970)
片山杜秀 (講師)
音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『未完のファシズム』など。NHKのFM放送で『クラシックの迷宮』を担当。吉田秀和賞、サントリー学芸賞、司馬遼太郎賞を受ける。
【関連リンク】
●平野貴俊 「《まなざし》をめぐるもうひとつの聖三位一体――メシアン、トエスカ、ドン・コルンバ・マルミオン」 その1・その2
●平野貴俊 「五線譜という鳥籠――メシアン《鳥のカタログ》をめぐって」 その1・その2・その3
(レクチャーコンサート) メシアンの人生・音楽・思想―オペラ「アッシジの聖フランスチェスコ」への道―
(Musique française et conférence) La vie, la musique et les pensées d'Olivier Messiaen - vers l'opéra Saint-François d'Assise
講師 片山杜秀 Morihide KATAYAMA (univ. Keio),
演奏 大井浩明 (ピアノ) Hiroaki OOI (piano)
2014年12月1日(月) 18時半開演(18時開場)
日仏会館ホール(JR恵比寿駅東口・徒歩10分) [東京都渋谷区恵比寿 3-9-25]
日仏会館会員: 無料 /一般: 1.000円、学生: 500円
定員 120名
※要事前予約 (イベント参加登録、あるいはファックス 03-5424-1200、または電話 03-5424-1141)
オリヴィエ・メシアン(1908~1992年)は20世紀のフランスを代表する作曲家です。彼の音楽には現代人には珍しい、とても幅広な世界観がありました。神と人、天上と地上、文明と自然、人間と動物、東洋と西洋、抽象と具体、時間と空間。個々の作品のテーマには様々な二項対立が入り組んでいて、そこから世界全体が彼の音楽の土俵に組み込まれるような、表象されるような、とてつもない構想力が開けてくるのです。現代の芸術家には極めて珍しいことです。表現の対象がもっと断片化、部分化してしまうのが、現代の芸術の通例ですから。なぜ、メシアンは通例を裏切る音楽家になったのか。そして最後にどこに行ったのか。簡単ながらも「メシアン概説」を試みたく存じます。そのあと、ピアニストの大井浩明さんに、メシアンの代表作からたっぷり演奏していただきます。ご期待くださりませ。
【演奏曲目】
オリヴィエ・メシアン Olivier MESSIAEN (1908-1992):
■《シャロットの姫君 La dame de Shalott》(1917) (※採譜:加藤英雄)
■《幼な子イエスに注ぐ20のまなざし Vingt regards sur l'enfant-Jésus》(1944)より
「その方によって万物はつくられた Par lui tout a été fait」「喜びの聖霊のまなざし Regard de l'Esprit de joie」
■《4つのリズム・エチュード集》(1949/50) ~「火の島I」「音価と強度のモード」「リズム的ネウマ」「火の島II」
Quatre études de rythme - "Ile de feu I" - "Mode de valeurs et d'intensités" - "Neumes rythmiques" - "Ile de feu II"
■《庭虫喰 La fauvette des jardins》(1970)
片山杜秀 (講師)
音楽評論家、思想史研究者。慶應義塾大学法学部教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』『未完のファシズム』など。NHKのFM放送で『クラシックの迷宮』を担当。吉田秀和賞、サントリー学芸賞、司馬遼太郎賞を受ける。
【関連リンク】
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