9月9日(日)シベリウス交響曲第4番/第5番+陳銀淑エテュード集


日本シベリウス協会 Japanin Sibelius Seura 第2回アイノラのつどい 

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  昨年7月、シベリウスの交響曲第6番、第7番、交響詩「タピオラ」のピアノ編曲版世界初演がアイノラのつどいで発表されました。 第二弾として、交響曲第4番のピアノ編曲版世界初演を含むピアノによる管弦楽の世界をお届けします。

日時: 2018年9月9日(日)14時開演 (13時30分開場)
会場: マルシャリンホール (飯野病院 7F 京王線調布駅東口駅前)
会費: 協会会員 1,000円 一般 2,000円 学生 1,000円
出演: ピアノ/大井浩明  お話/新田ユリ(指揮者、日本シベリウス協会会長)
お申込み方法: 日本シベリウス協会アドレス info@sib-jp.org 宛に、件名を「ピアノで紡ぐシベリウスの管弦楽の世界参加希望」として、参加者のお名前とご連絡先を記載の上、メールにてお申し込み下さい。(Facebookのコメント欄、メッセンジャーでは受け付けません) 申込み締切り:2018年9月8日(土)


【演奏曲目】
J.シベリウス(1865-1957):《交響曲第4番イ短調 Op.63》(1911/2017、米沢典剛によるピアノ独奏版、世界初演) [全4楽章] 約35分
  I. Tempo molto moderato, quasi adagio
  II. Allegro molto vivace
  III. Il tempo largo
  IV. Allegro

陳銀淑(チン・ウンスク)(1961- ):《ピアノのためのエテュード集》(1994/2003) 約20分【2017年度シベリウス賞受賞記念】
   I. イ ンC
  II. 連鎖
  III. 自由なスケルツォ
  IV. 音階
  V. トッカータ ~大井浩明のために
  VI.粒子 ~P.ブーレーズのために

 (休憩)

●J.シベリウス:《交響曲第5番変ホ長調 Op.82》(1915/1922、カール・エクマンによるピアノ 独奏版・日本初演) [全3楽章] 約30分
   I. Tempo molto moderato – Allegro moderato (ma poco a poco stretto) – Vivace molto – Presto – Più Presto
   II. Andante mosso, quasi allegretto – Poco a poco stretto – Tranquillo – Poco a poco stretto – Ritenuto al tempo I
   III. Allegro molto – Misterioso – Un pochettino largamente – Largamente assai – Un pochettino stretto


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  陳銀淑(チン・ウンスク Unsuk Chin 1961年7月14日- )は、ソウル生まれ。ソウル大学で姜碩煕に師事。在学中の1985年、3台のチェロのための《スペクトラ》でガウデアムス国際作曲賞第1位(アジア人初)。独政府給費DAAD留学生として渡欧、ハンブルク音大でジェルジ・リゲティに師事(1985-88)。ポスト・セリエル書法で書かれた当時の作品を、時代遅れだとリゲティに非難され、3年間作曲が出来なくなる。1988年にベルリンへ居を移し、ベルリン工科大学電子音楽スタジオにて、8台ピアノのための《無限への階梯》(1989)をはじめとする7作品を制作。ソプラノとアンサンブルのための《折句―言葉遊び》(1991)で国際的知名度を得る。1995年にブージー・アンド・ホークス社と契約、全作品の楽譜を同社より出版。1999年以降ケント・ナガノと交流を深め、バイエルン国立歌劇場でのオペラ《不思議の国のアリス》(2007)を含めて、5作品が彼によって初演されている。ヴィヴィアネ・ハークナーとナガノによって初演されたヴァイオリン協奏曲(2002)はグロマイヤー作曲賞を受賞、テツラフ/ラトル/ベルリン・フィル(2005)を含めた全世界のオーケストラにより再演されている。他に、IRCAM委嘱作品《ザイ Xi(種/核)》によりブルージュ電子音楽国際コンクール第1位(1999)、A.シェーンベルク賞(2005)、ハイデルベルク女性作曲家賞(2007)、ピエール大公財団賞(2010)、湖巌芸術賞(2012)等。韓国民俗音楽を含めた特定の文化と自作との関連性を否定している。
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   ピアノのための練習曲集は全12曲が予定され、現在までに6曲が完成している。そのうち4曲は、2003年に簡易版(改訂版)が作成され、現在取り上げられるのはもっぱらこのヴァージョンである。第1番《インC》は、1998年バリ島滞在中でのガムラン体験に触発されたもの。バッハ平均律、ショパン・ドビュッシー練習曲集と同様に、曲集の劈頭を「ハ調」が飾る。第2番~第4番は米ウォッシュバーン大学(Washburn University)からの委嘱作品。東京オペラシティ財団委嘱の第5番《トッカータ》は、第1番同様、C音の倍音列に基づく。英サウス・バンク・センターでのブーレーズ生誕75周年記念コンサートのために書かれた第6番《粒子》は、波形合成の一方式である「グラニュラー・シンセシス(微粒合成)」の翻案。
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    シベリウス賞(ヴィフリ財団/ヘルシンキ)は1953年に創設、第1回にシベリウスが受賞、北欧以外の受賞者はヒンデミット(1955)、ショスタコーヴィチ(1958)、ストラヴィンスキー(1963)、ブリテン(1965)、メシアン(1971)、ルトスワフスキ(1973)、ペンデレツキ(1983)、リゲティ(2000)、クルターク(2012)、バートウィッスル(2015)、陳銀淑(2017)の11名である。現在の賞金は15万ユーロ。

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  【初演データ】 第1番―[初版]1999年5月25日ハノーファー/大井浩明、[改訂版]2003年12月16日東京/大井浩明。第2番―[初版]1995年6月15日ベルリン/ディン・シャオリ(北京出身でアメリカに学んだ中国人ピアニスト)、[改訂版]2003年12月16日東京/大井浩明。第3番―[初版]1996年2月11日米カンザス州トピカ/ディン・シャオリ、[改訂版]2003年12月16日東京/大井浩明。第4番―[初版]1996年2月11日米カンザス州トピカ/ディン・シャオリ、[改訂版]2003年12月16日東京/大井浩明。第5番―2003年12月16日東京/大井浩明。第6番―2000年3月26日ロンドン/ロルフ・ハインド。


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by ooi_piano | 2018-09-07 12:29 | コンサート情報 | Comments(0)
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