一昨年7月のシベリウスの交響曲第6番/第7番/交響詩「タピオラ」のピアノ独奏版(米沢典剛編、世界初演)、昨年9月の交響曲第4番(米沢編独奏版、世界初演)+交響曲第5番(K.エクマン編独奏版、日本初演)に引き続き、交響曲第2番・第3番のピアノ独奏版を世界初演いたします。
日時: 2019年9月16日(月・祝)14時開演 (13時30分開場)
会場: マルシャリンホール (飯野病院 7F 京王線調布駅東口駅前)
会費: 協会会員 1,000円 一般 2,000円 学生 1,000円
出演: ピアノ/大井浩明 お話/新田ユリ(指揮者、日本シベリウス協会会長)
お申込み方法: 日本シベリウス協会アドレス info@sib-jp.org 宛に、件名を「ピアノで紡ぐシベリウスの管弦楽の世界参加希望」として、参加者のお名前とご連絡先を記載の上、メールにてお申し込み下さい。(Facebookのコメント欄、メッセンジャーでは受け付けません)
申込み締切り: 2019年9月15日(日)
●K.シマノフスキ:ピアノソナタ第2番 Op.21 イ長調 (1910) 約24分
I. Allegro assai (Molto appassionato) - II. 主題、8つの変奏とフーガ
[使用エディション:ポーランド・ナショナル新訂版(1998)]
●J.シベリウス:交響曲第3番 ハ長調 Op.52 (1907/2018)(米沢典剛編独奏版、世界初演) 約29分
I. Allegro moderato - II. Andantino con moto, quasi allegretto - III. Moderato
(休憩15分)
●J.シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 Op.43 (1901/2017)(マイケル・グラント編独奏版、世界初演) 約42分
I. Allegretto - II.Tempo andante, ma rubato - III. Vivacissimo - IV. Finale: Allegro moderato
新田ユリ Yuri NITTA 指揮者(お話)
日本シベリウス協会会長。国立音楽大学卒業、桐朋学園大学ディプロマコース指揮科入学。指揮を尾高忠明、小澤征爾、秋山和慶、小松一彦各氏に、室内楽を三善晃氏に師事。1990年第40回ブザンソン国際青年指揮者コンクールファイナリスト。1991年東京国際音楽コンクール指揮部門第2位。1991年に東京交響楽団を指揮してデビュー。その後も東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、札幌交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、愛知室内オーケストラ、京都フィルハーモニー室内合奏団などを指揮。
2000年秋より1年間文化庁芸術家在外研修員としてフィンランドに派遣され、音楽監督オスモ・ヴァンスカ氏のもとラハティ交響楽団で研修。同交響楽団での公演、リハーサルを指揮するほか、フィンランド国立歌劇場とサヴォンリンナ音楽祭においても、オスモ・ヴァンスカ氏のアシスタントを務める。クオピオ交響楽団、ミッケリ市管弦楽団、ヨエンスー市管弦楽団、フィンランド海軍吹奏楽団、フィンランド国防軍吹奏楽団、ラ・テンペスタ、クリスチャンサン交響楽団などフィンランドはじめ北欧諸国へ客演を続けている。日本においてもフィンランドを初めとする北欧5カ国の作品の演奏に力を注ぎ、その叙情的な感性は高く評価されている。現在国立音楽大学、桐朋学園大学、相愛大学、同志社女子大学で後進の指導に当たる。http://www.yuri-muusikko.com/
大井浩明 Hiroaki OOI ピアノ
京都市出身。スイス連邦政府給費留学生ならびに文化庁派遣芸術家在外研修員としてベルン芸術大学(スイス)に留学、ブルーノ・カニーノにピアノと室内楽を師事。同芸大大学院ピアノ科ソリストディプロマ課程修了。ガウデアムス国際現代音楽演奏コンクール(1996/ロッテルダム)、メシアン国際ピアノコンクール(2000/パリ)に入賞。朝日現代音楽賞(1993)、アリオン賞(1994)、青山音楽賞(1995)、村松賞(1996)、出光音楽賞(2001)、文化庁芸術祭賞(2006)、日本文化藝術賞(2007)、一柳慧コンテンポラリー賞(2015)等受賞。
これまでにN響、新日フィル、都響、シティ・フィル、仙台フィル、京都市響等のほか、ヨーロッパではバイエルン放送響、アンサンブル・アンテルコンタンポラン(パリ)、ASKOアンサンブル(アムステルダム)、ドイツ・カンマーオーケストラ(ベルリン)、シュトゥットガルト室内管、ベルン響等と共演。「ヴェネツィア・ビエンナーレ」「アヴィニョン・フェスティヴァル」「MUSICA VIVA」「ハノーファー・ビエンナーレ」「パンミュージック・フェスティヴァル(韓国・ソウル)」「November Music Festival(ベルギー・オランダ)」等の音楽祭に出演。ルクセンブルク・フィルと共演したCD《シナファイ》はベストセラーとなり、ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック“CHOC”グランプリを受賞した。
近年は交響曲のピアノ版演奏にも力を入れ、モーツァルト:第23~第41番(A.ホルン編)、1846年製J.B.シュトライヒャー/1846年製プレイエル/1852年製エラールによるベートーヴェン:第1番~第9番(F.リスト編)(NHK-BS『クラシック倶楽部』で放映)、ベルリオーズ:《幻想交響曲》(F.リスト編)、ブラームス:第1~第4番(O.ジンガー編)、ブルックナー:第7番(作曲者+C.ヒュナイス編)、マーラー:第1番《巨人》(P.ステルヌ編)、同:第5番(O.ジンガー編)、同:第9番(A.ブライアー編、世界初演)、同:第10番《アダージョ》(R.スティーヴンソン編)、シベリウス:第4番~第7番(米沢典剛+K.エクマン編)等を取り上げている。 公式ブログ http://ooipiano.exblog.jp/
米沢典剛 Noritake YONEZAWA 編曲
6歳よりピアノを始める。指揮法を増井信貴氏に師事。慶應義塾大学在学中、ホルン奏者としてオーケストラで活動するかたわら、作曲家の横山淳らと共に音楽集団「Meta Exhibition」を結成し邦人作曲家の現代作品の公演を企画・開催。近年は管弦楽曲や弦楽四重奏曲のピアノ用編曲を多数手掛けている。
主な編曲作品: ベルク《抒情組曲(全6楽章)》、ヤナーチェク《弦楽四重奏曲(全2曲)》、ヴァレーズ《アルカナ》、R.シュトラウス《皇紀2600年奉祝音楽》、シェーンベルク《室内交響曲第2番》(以上ピアノ独奏版)、R.シュトラウス《アルプス交響曲》、ストラヴィンスキー《結婚》、バルトーク《弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽》(以上2台ピアノ版)