なんでも良いから書かないと、ブログってのも間が持ちませんねー。というわけで現代作品での譜めくり問題について少し。

フルートやヴァイオリンのように立って演奏出来る楽器なら、譜面台を舞台の端から端まで並べることも可能でしょうが、ピアノやチェロだとそうも行きません。現代作品では譜面を追うこと自体に慣れが必要なので、不確定要素を減らすためにも、自分自身でめくれる演奏用譜を作成してしまうのがオススメです。
長い沈黙部分での譜めくりは、(i)前後の音量が大きい場合――その沈黙の開始部分で直ちにサッとめくり、沈黙後の最初の音の鍵盤上に手をすぐスタンバイさせてフリーズ、(ii)前後の音量が小さい場合――鍵盤の上に少なくとも片方の手(出来れば客席側の手)を置いたまま、楽譜よりは鍵盤をじっと見つつ、もう片方の手で丁寧にめくる、・・・というのが無難でしょう。沈黙部の最中では、目をカッと見開いて決めポーズを取ったりするのも今更しらけるけど、鼻糞をのんびりホジってるのも困る。シュトックハウゼン《ピアノ曲X》や《ヘルマ》の無音部分で、余りにものんびりと譜めくりをする実演に接したことがありますが、そういう演奏に限って音符部分もダメダメだったり。
譜めくりポイントの正解地点がどうしても見つからない、というのは、知る限りでは高々クセナキス《ナアマ》くらいで、99%は自分で譜めくり可能だと思います。リゲティのエテュード集も、楽譜の段の間を詰めて、部分的に書き直したりすれば、縮小コピーでなんとか見開きで収まりました(出版譜ではなく自筆譜を編集)。《ノモス・アルファ》なんか調弦変更もあるし大変そうだけど、皆さんどうなさってるんでしょう。やっぱ暗譜っすか。

クラシック作品では、提示部の繰り返しの有無、トリオでのダ・カーポなどは、直前に舞台袖で再確認するのが吉でしょう。譜めくりスタンバイ状態に入ってしまった譜めくリストに、弾きながら「まだです。まだです。」と必死でささやいたのに、結局めくられてしまったこともありました。場合によっては、「弾いている最中に手をじっと見られると気が散るので、見ないで下さい(涙)」、「鼻息や首振りもお避け下さい」、等の御願いが必要かもしれません。
ブーレーズのフルート・ソナチネくらいになると、一見(いちげん)さんではなく、作品をよく知っている作曲家(出来れば手のリーチが長い人)に頼むべきでしょう。もし譜めくりの上手さを競う《譜めくり選手権》があったとしたら、本選課題曲は《構造第1巻》に違いありません。強弱差が激しくまたランダム、音部記号も七転八倒(これが特に癌)、テンポ激速、と3拍子揃っていますから。カニーノ・バリスタ組は自分で譜くりしたと言っていましたが、どうやったんだろう。コンタルスキー兄弟は暗譜したとかいう噂も。
(iii)協奏曲
私は自分でめくれるようにしています。オーケストラ総譜をそのまま見ながら弾くほうが安心な部分は、パート譜は使わず、総譜から演奏します。余談ながら、独奏ではなくオケ中ピアノの時でも、「57小節休み(しかも変拍子あり)」などを忍耐強く正確に数えるのはどうしても私には無理でして、いつも指揮者がキューを忘れずにくれるとは限らないし、パート譜に書いてあるガイドの音符も聞こえたり聞こえなかったりで(落ちている場合も多い)、やっぱり総譜を見ながら、が有り難いです。そういえば、ルトスワフスキ某曲のオケ中ピアノを担当した際、節穴指揮者が指定場所で次の楽器にキューを出さなかったため、「似たような錯乱パッセージ」を即興的に弾き続ける破目となりました(そこがああいうノーテーションの陥穽)。

詳細にお答えいたします
窓から入ってきたという伝説の件ですが
これは高校時代、とある先生のレッスンの際に
レッスン部屋の玄関がオートロック式に突然変更になり
そのことを了承していなかったわたしが
柵を乗り越えてレッスン部屋までたどり着いたことに由来します
乗り越えたわたしが悪いのですが
これが変に誇張されて以下の話になったのだと推察します
これまでにも高校の図書館でなぜか眠ってしまい
1時間目に遅刻した話が
なぜか、授業を脱走したつくり話に変えられたこともあります
本来コメントを書くひまなどないのですが
誤解をもたれないように注釈しました。
窓から入ってきたという伝説の件ですが
これは高校時代、とある先生のレッスンの際に
レッスン部屋の玄関がオートロック式に突然変更になり
そのことを了承していなかったわたしが
柵を乗り越えてレッスン部屋までたどり着いたことに由来します
乗り越えたわたしが悪いのですが
これが変に誇張されて以下の話になったのだと推察します
これまでにも高校の図書館でなぜか眠ってしまい
1時間目に遅刻した話が
なぜか、授業を脱走したつくり話に変えられたこともあります
本来コメントを書くひまなどないのですが
誤解をもたれないように注釈しました。
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句読点無し・・・

かなりまえは、句読点アリでずらずらと文章を並べていたのです。が、PC環境では改行をいれて句読点抜きのほうが、読みやすいことも事実です。句読点抜きで小文字でずらずらってのは、たしかアントワヌ・ボイガーもそんな文体で送ってきましたっけ。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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