ヴァイオリン・パートについても数点。☆第87小節などに現れる「c.l.」のパッセージについて。まず左手が行うことは、書いてある通りである。すなわち、一つ目の「A」の音を左手で押さえ、かつ左手でpizzicatoする。そして2番目の音は、Esのポジションを押さえて、(スコルダトゥーラになっているので、これは事実上Bの音であるが)、同様に左手でpizzicatoする。そのときに、右手の弓の毛の部分が弦に軽く触れており、それでビリビリというノイズを発生させる。 事実上、col legno的に弓を弦に打ち付けるわけではない。
☆第238小節あたりのスコラダトゥーラについて、最も確実な解決策は、「もう一つの楽器を用意すること」。それが出来ない場合は、「第245小節の前までに、何とか元に戻す」。
☆“expletiv = extempore III ”(第317e小節)木を割るときに楽器にくっつけるかどうかは、もちろん楽器の「都合」に準じて良い。中国製の5000円程度の「使い捨て」楽器を使う手もある。ラモンテヤング作品でそういう例を見たことがある。
More
☆第237小節、 “so senkrecht und unmerklich wie moeglich, pizz” …これは第59小節同様、弦をゆびで「垂直に」つまみあげ、そっと解放するのがポイントです。そしてダンパーを下げていって、弦の最適感度ポイントで静止し、taste loslassen so langsam wie moeglich…ビリつき音をじっと聴く。 楽器が新品だと、ダンパーのフェルトがよく調整され過ぎていて、十分にビリつき音が聞こえないケースもあります。
去る2月上旬にロシア人ピアニスト、ラザリ・ベルマン氏が亡くなったそうです。享年七十四。
ナンカロウ屋外用看板





















